第17話
その後、キレた先輩とキレた先輩に対して変なスイッチが入ってしまった私は、ここにはとてもじゃないけど書けないようなとんでもないプレイをした。狂ったように何回も。
気が付いたら朝だった。
きっと私は気を失うように寝てしまったんだと思う。
私の隣では先輩が寝息を立て…
「おまえ、いびきすごいな」
「…えーっ!?」
…寝てると思っていた先輩はしっかり起きていた。
「おまえのいびきがすごすぎて全然寝てねーよ俺」
「すいません…」
とんでもないプレイを散々しておきながら、いびきをかいている姿を見られた事の方が恥ずかしかった。申し訳なくて逃げたくなって、トイレに行こうとガウンを羽織りベッドから出ようと足をおろした。
すると後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「嘘だよ、冗談」
「え?」
「ヨダレ垂らしてたけどな」
「ええー!?」
「冗談だよ!ははっ、おもしれー」
「もうヤダ…」
後ろから私を抱きしめる先輩の力がギュッと強まった。
「…おまえの言う通りヤリたかっただけだよ」
耳元でそう囁いた先輩は手を緩め、私のガウンに手をかけた。
「……」
そんなの言われなくてもわかってる。
てかなんでそんな事言うの!?
そんな事わざわざ言わないでよ!
と言い返そうとした時、
「好きな女とヤリたかった」
そう言って私の首筋にキスをする先輩。
ガウンが肩から滑り落ちた。
「そうですよね…大好きなギャルとヤル方がいいに決まってますよね…」
「…は?」
「私なんかよりもっと可愛いギャルの方がいいですもんね」
「……」
ガックリと落ちてしまった私の肩を掴んだ先輩は私の身体をくるりと反転させると
「おまえ…もしかして、鈍い?」
と言って私を見つめた。
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