第8話
「リエ声でかすぎ」
マーくんはニヤリと意地悪な顔をして私の口に指を入れると更に激しく腰を動かした。
「…気持ちいい?」
「…うん…」
入れられた指をいやらしく舐め、舌で包んで吸い上げる。
「エロ…」
マーくんは私の口から抜いた指をペロリと舐め、私を抱き起こすと今度は下から思い切り突き上げてきた。
上下に激しく動かされ、体重がかかる度に下からマーくんが突き上げてくる快感に身体をくねらせ腰を振る。
「…あーリエ最高…」
今度は四つん這いにさせられた。
上から背中をグッと押され、自らお尻を突き出すようなその姿勢に羞恥が増す。
まるで交尾。動物的な体勢は相手の顔が見えない分、支配されている感が強い。
後ろから激しく突かれながら私はマーくんがどんな顔をしているのか気になっていた。
「んん…っ、マー…」
マーくんの顔が見たくて私が顔を後ろに向けるとマーくんはキスをしてきた。
キスをしながらうつ伏せにされる。
私の手を握りゆっくり腰を動かすマーくんの身体が私を覆い、耳元で聞こえるマーくんの吐息にゾクゾクした。
もう会わないかもしれない。
マーくんとはこれで終わりかもしれない。
どうせヤルだけなら思い切りヤッて忘れられない女になりたい。
そう思うと余計に燃えた。
――――
あまりの気持ちよさに軽く放心状態の私。
「リエ」
私を抱き寄せるマーくん。
「…ん?」
「めっちゃ気持ちよかった」
「うん…私も…」
マーくんは私をギュウっと抱きしめた。
その夜、私たちは何度もセックスをした。
私は恥ずかしいくらいマーくんを求めた。自分でも信じられないくらいいやらしく絡み合った。自分があんなにも激しいセックスをするなんて知らなかった。
今までの誰よりもマーくんのセックスはすごかった。
マーくんとのセックスは女としての新たな悦びと幸せを感じられた。
マーくんとのセックスは私を変えた。
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