第5話

悲鳴があったので走っている途中です。

「あ、あれは!エンジェルドラゴンだと?」

あれは?誰だ?・・・ちーん。おねぇ!?!?勝手に足が動いていた。俺は超音速収納魔法で魔剣デラスタルで斬りかかった。魔剣デラスタルは姉曰く『斬りかかった相手の魔力を吸って魔剣の能力がアップするの!斬れば斬るほど強くなる!っていう剣なの!しかも斬った魔力はずっとこの魔剣にたまっていくんたよ!』らしい。

うおっ!すっんごい魔力だ。これは能力が大幅にアップするだろうな。

「おねぇ!今のうち!!」

「っ!!わかった!絶・音速収納魔法。投球・サリン。」

『グァァァァァァァ!!!』

おねぇとのコンビでエンジェルドラゴンを討伐した。

『うぉおぉぉぉ!!!』

『このリーダー、おねぇとか言ってたけどまさか………』

『姉弟なのか?』

『てか神級探索者のシュラ・ソウブレイ居ることにまず驚け………て、ん?まさかこのリーダーはサキ・ソウブレイ…つまりこれは姉弟ってコトッ!?』

「おねぇ。何があったの?」

「サキ君!我が親愛なる弟よ!!助けてくれてありがとう!」

「あ、うんそれより何があったの?」

「実はね…配信をしてたんだけどエンジェルドラゴンに出会ってね、そしたらちょっと本当に極々わずかなんだかどてを抜いてたら、収納魔法のイメージ封印されちゃった!テヘッ!」

「テヘッ!じゃないよ!おねぇったらドジなんだからもう。本当に!無事で何よりだよ。」

「まぁ助かったんだからいいんじゃないか?」

「そ、そそうですね。」

「これがサキ君の姉だなんて。神級探索者の名はどうなの?」

「ありがとうみんな。それじゃあ転移石までいこっか!」

「それじゃあ配信はこれにて終わり!バイバイ!」

「私も終わり!」

◆◆◆

後日………

「ウワァァァァァァ!??!」

「何よ。うるさいわね。どうしたのよ……ってあぁそう言うことね。」

俺たちの初配信が1000万回再生されている………

これは異常事態だ!!

これは皆に教えなくては。

姉を助けたらバズッてしまった弟でした。完(終わらないよ!)

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