第24話

ミユの住んでいる駅に着くと、『着いた☆』とメールを送った。


改札の前でミユが待っていてくれたのが見える。



「ミユ~!!」


「ルイ!!」



ミユは笑顔で、迎えてくれた。


懐かしくて、私はミユに抱きついた。



「ミユ、元気~?学校どうよ?」


ミユは美容の専門学生だ。


「楽しいよ!!ルイは?」


「う~ん。まあそれなりに。」


「なんだそれ!あはは!!まぁとりあえず、うちに行こう!!」



そう言って歩き出した。



ミユのアパートは駅からとても近くて、新築の5階建ての最上階に住んでいる。


部屋もとてもおしゃれで、床にはコルク生地の板が敷き詰められていた。



「ミユの部屋、めっちゃいい部屋じゃん!」


「そんなことないって。」


「しかもいい匂いがする~!」


「最近、お香に凝ってるからじゃない?」


「そうかも。」



ミユの部屋には沢山のお香グッツがあった。



「てかルイ、お腹減らない?ご飯食べに行こ?」


「うん、そうだね!行きましょ行きましょ!」



くつろぐ暇もなく私達は荷物を置いて、夕飯には焼肉を食べに行った。



久しぶりと言うこともあってか、話が途切れることはなかった。

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