第13話
「トウヤ、ありがとう。もう大丈夫だから。」
「いいよ。とりあえず、このまま俺ん家連れてくから、寝てろ。ちょっと疲れただろ?」
「そうだよ~ルイ、ちょっと休みな?」
優しい二人に酒も手伝ってか涙が溢れ出た。
「ルイ、よだれは垂らすなよ!」
「だって~、ルイ!あはは!」
トウヤの発言にむっとして、後ろから頭を殴ってやった。
「てめぇ~!!」
と怒った彼に私が「ふふっ」と笑ったら、2人とも安心したように微笑んでいた。
私はそのままトウヤの背中で眠ってしまっていたらしい。
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