第6話
「そういえば、マナ達もうすぐ付き合い始めて二年になるね。」
思い立ったように、私がそうマナに問えば、
「ん~。そう言えばそうだね。」
と、自分のことなのに興味がないように返事が返ってくる。
「トウヤ、二年記念には何かサプライズあるんじゃない?」
それでも自分から振った話題だったため、引っ込みが付かずに私は続けた。
「どうだろ。ないんじゃない?トウヤ、去年の一周年記念も忘れててケンカになったし。」
マナは少し不機嫌そうに言う。
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