第1章

空っぽな私

第3話

私は今電車の4人用のボックス席に一人、座って外を見つめている。



大学という監獄へ向かっているのだ。


私にとってはただの監獄でしかない。


ただ同じ事が繰り返される日々。


決められた授業。

決められた建物。

決められた時間。

そして気が付けば勝手に一緒にいることを、決められていた友人。




嫌だとかいう無駄な気持ちはもうない。




ただ、急に死にたくなるような気持ちになるだけだ。

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