第二話学校

 呼応する他の言の葉に詰まるもの

一時間目が終わり休憩時間になる。憂鬱な一週間の始まりの予兆を指したのは他の誰でもない2時間目から4時間目までの間机に身をのり出し突伏する自分の姿であった。寝不足無わけではないなんなら、毎日10時間の睡眠をしている。ならなぜ寝るのか?僕は正確には寝てるわけじゃない考えたくないだけなのだ。給食の時間が好きだ、何も考えずに幸せを得れる。味は思い出せない。

 昼休み僕だけの居場所が一つある屋上だ。正確には屋上への鍵は閉まっているため屋上のドア前にいる。入っては行けない場所に入り持ち込んでは行けない携帯を手に取る。小心者の僕にとってはこれすらもスリルと感じるくすぐったさがある。そんなくすぐったさとともに横となるブレザーをみて寝る。チャイムが学校全体に鳴り気がつくと灰色になったブレザーの袖が目に入った。

 帰り道誘う勇気を振り絞る。しかし、聞こえたのは放とうとした言葉が喉に詰まる音だった。

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