第3話 大変日常
千歳に色々学校のことを教えて貰った。
この学校は色々と変わっていた、まず校舎がデカすぎる。俺が学生の頃は偏差値は高いものの校舎は狭いため少し嬉しかった。そして、何十年ぶりに合法的に学生として生活できるのは嬉しくてなんだか懐かしい感覚が自分を襲った。
そして放課後担任の江口先生に呼ばれて屋上に行くことになった。
お前本当にただの記憶喪失か?
驚いた…この教師はなにものだ?流石にバレるとは思わなかった。
なんのことですか?
ただの感でしかない。
といいつつポケットから煙草を取り出し火をつけ始めた。
なんとなくお前の顔が別人にしか見えないんだよ。
ほんとに教師ですか?
俺はそんな言葉しかでなかった。数十年探偵をしていたがここまで察し力が高い女見た事がない。俺が太宰だったらお嫁に貰いたいくらいだ。
ああ、今は教師だ。
教師が生徒の前で煙草を吸っている人でも持てるのか教員免許
今はですか…。前職は何を?
気が向いたら教えてやるよ。それに質問を質問で返すな。
もうこの人に隠し事はできなさそうだな。
はい、俺は記憶喪失ではありません、俺は別人です。
隠せたらどれだけ楽だったか、多分江口先生は朝霧君と何かあったのだろう
ならおまえは誰だ
太宰です、探偵しています、調べたら出てくるくらいには著名人です。
俺の自己紹介が終わるに江口先生の煙草が地面に落ちた、そして先生は顔色を大きく変えさっきまでの冷静でありこの世の中を理解したような佇まいが変わった。
太宰治か…?
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