『ヒョット・コー』 下


 ヒョット・コーと、ヤンシマーは、い抱き合って、崖から飛び降りました。(注: これは、フィクションです。自殺はダメです。)




 どこかの世界。


 しかし、そこは、ヒョット・コーとヤンシマーが飛び降りた崖の上に、そっくりでした。


 違うのは、崖の下は、海になっていたことです。


 つまり、ここは、過去か、未来か、それとも別世界か、というあたりなわけです。


 そうして、そこには、人類とはたぶん違う、知的生命体がいたのです。


 姿から想像するに、哺乳類ではなくて、爬虫類みたいでした。


 でも、きちんと着物を着て、帽子をかぶり、いままさに、祭りの真っ最中のようだったのです。



 『あ、はいちゃ〰️〰️

      あ、はいちゃ〰️〰️


  あ、はいちゃ〰️〰️


    あ、はいちゃ〰️〰️

     あ、はいちゃ〰️〰️


  あ、はいちゃ〰️〰️』


 どんどかどんどか

   どんどんどん


    どんどかどんどか

     どんどんどん


    ちゃ〰️〰️ちゃ〰️〰️』



 その、お祭りの最中に、ふたりは、堕ちてきたのです。


 それは。もう、大変です。


 お祭りの真っ最中に、祭壇のどまんなかに、姿が違うふたりの(ふたつの)生き物が、落っこちてきたのですから。


 『ちゃぁ〰️〰️、ちゃぁ〰️〰️。まかまかまか。かみかみかみ。』


 これは、司祭さまの判断ひとつで、ふたりの運命は変わるのです。


 しかし、その司祭さまと思われる人物は、じっくりと、考えておりました。じっくりと。


 そして、ふところから、何かを取り出そうとしておりました。




     おしまい



      🙇



    🐻🐼🐰ちゃぁ〰️〰️


 

 


 


 

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『ヒョット・コー』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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