第45話

お風呂上がりで火照った身体とまだ少し濡れた髪。


大きな窓から綺麗な夜景を見ていたらゴリラに後ろから抱きしめられた。


「わっ、」


持っていたシャンパンがこぼれそうになった。



「俺にも一口」


私はシャンパンを口に含んでゴリラに口移し。


「ん…」


「…うまい」


そう言ってキスをしてくるゴリラからはお風呂上がりのいい匂いがして、少し濡れた髪と熱い身体のゴリラに私は益々興奮しちゃって。



大きくて柔らかいソファーに腰掛けたゴリラに跨ってシャンパンを再びゴリラに口移し。


そのまま深く長いキス。



激しいセックスも好きだけど、甘くて濃厚なキスも好き。



私の豊満な胸を揉んでいたゴリラの手が下がっていく。


お腹、背中、お尻と遠回りをしたゴリラの指が私の中にゆっくりと入ってきた。



「ん」


「どうした山田…すごいぞ山田」


「…今日ダメかも♡」



こんなに感じてしまうのは、素敵なスイートルームと美味しいシャンパン、そして…いつもよりかっこいいゴリラのせい。




♡♡♡




オタンコナース香織のせいで変に意識しちゃっていたプロポーズなんて、どこかにすっ飛んじゃうくらいゴリラと甘く激しい時間を過ごした。



ベッドの中。



「寝たくない…」



私はこのままこうしてゴリラの体温を感じながらずっとこの分厚い身体に包まれていたいと思った。



「ずーっとこうしていたい」



「…そうだな」



なんだか素っ気ないゴリラの返事。


照れてるのかしら?眠いのかしら?疲れちゃったのかしら?



私はゴリラの上に乗りキスをした。



「…愛してるわ♡」



そしてまた何度も何度もキスをする。



キスをしたままゴリラが私の身体を支えてゆっくりと起き上がる。



苦しいくらいに私を抱きしめるゴリラ。



「山田…」



「なあに?」



「…もう1回♡」



脅威の回復速度と無限の体力!

これぞ我が愛しのゴリラ!

眠気?疲れ?ノンノン!そんなのゴリラにあるわけないじゃな~い!




ウホッ♡




あぁ~ん♡幸せ♡



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