17話 地獄と過去

山咲 「ここは……」

??? 「よぉ!久しぶりだなぁ!」

山咲 「あなたは……」

??? 「よぉやく来たか、待ちくたびれたぜ」

山咲 「リオンさん、あんたがいるってことはここは本当に死後の世界なんだな」

おやっさんこと、橋見リオン。

俺が中学の時から師匠であり警察官としての先輩である。だか、俺がの交番勤務の時、"殉職"した。


橋見 「結局機動隊にはなれたのか?」

山咲 「えぇ…SATに所属してます」

橋見 「じゃあ、せっかくなら、あの時の約束を果たそう…」

山咲 「まだ覚えてたんですか?」


10年前


山咲 「おらぁ!」

バキッ

チンピラ 「ぐふっ!」

山咲 「おらぁ!」

ドゴッ

チンピラ 「っ……」

橋見 「おい!お前ら何してる!」

チンピラ 「やべ!サツだ、逃げろ!」

山咲 「逃げんじゃねぇクソが!」

山咲 「大丈夫か?」

少女 「ありがとうございます」

橋見 「おい!山咲!また喧嘩か」

山咲 「橋見さん、すいません」

少女 「違うんです、彼には助けて…」

橋見 「あれほど喧嘩をするなと言ったのに、どうしてするんだ!」

少女 「違うんです!私が襲われているところを彼に助けてもらったんです

橋見 「言ってるよな!手は出すなと」

山咲 「すいません、居ても立っても居られなくて…」

橋見 「助けたい気持ちは分かる、だか手は出すな、そうしたらお前が悪くなる」

橋見 「ねぇちゃん、あんたの名前は?」

少女 「赤谷……赤谷理田」

橋見 「じゃあ、理田ちゃん一緒に交番行こうか…」

山咲 「あとはよろしくお願いします」

橋見 「おう」

………


山咲 「おやっさん!俺決めました。」

橋見 「何をだ?」

山咲 「俺、警察官になります!」

橋見 「渚、公務員試験のレベル知ってるのか?」

山咲 「知らないっす!」

橋見 「じゃあやめとけ」

山咲 「いや、俺やります。勉強します」

橋見 「そこまで言うなら…信じてやる」

橋見 「じゃあ、理田ちゃん、交番行こか」

………

そして俺はその後に起こった家の火事でさらに警官になりたいと思った

山咲 「橋見さん!やったっすよ、俺警察学校に合格しました!」

橋見 「良かったな」

山咲 「これでおやっさんと一緒に人を救えます!」

橋見 「俺、そろそろ配属先変わるんだよな」

山咲 「どこにですか?」

橋見 「機動隊」

山咲 「まじすか?俺が1番行きたいところです!」

橋見 「へぇー、喧嘩で鍛えた体と体力あるからいいんじゃね」

橋見 「待ってるよ」

橋見 「そういや、美桜ちゃんは大丈夫か?」

橋見 「警察学校に入ったら寮になるぞ」

山咲 「まぁ、今は入院中ですからね」

橋見 「はぁ、すまんな俺のせいで助けが遅くなって」

山咲 「いえ、おやっさんの責任じゃないっす」

橋見 「まぁ、頑張れよ。これ美桜ちゃんへのお見舞いの品」

橋見 「最近お見舞い行けなくてごめんと、言っといて」

山咲 「おす。」

橋見 「じゃあ交番に戻るわ」

山咲 「ありざす」

………

山咲 「調子どお?」

美桜 「お兄ちゃん!」

山咲 「これ、おやっさんから」

山咲 「最近来れなくてごめんだって」

美桜 「まぁ、しょうがないよ、」

山咲 「俺、警官になるんだ」

美桜 「ふーん、そーなんだ」

山咲 「あれ?興味なし?」

美桜 「うん、そうだろうと思った」

山咲 「なんで?」

美桜 「私が物心着いた時から人助けやってるじゃん」

美桜 「だからさ」

山咲 「ふーん、じゃあ帰るわ」

美桜 「ん、ありがとう、またね」

山咲 「おう!」


10ヶ月後


山咲 「おやっさん、俺卒業できました」

山咲 「新宿警察署に配属が決まりました」

橋見 「良かったな、なら1つ約束をしてもらう」

山咲 「なんですか?」

橋見 「俺をおやっさんと呼ぶな」

橋見 「俺は橋見リオンだ」

山咲 「え…でも、おやっ……リオンさん」

橋見 「ただし条件がある、俺を倒せたらおやっさんと呼ぶことを許そう」

山咲 「倒すって、どうやって」

橋見 「正々堂々と殴って」

山咲 「それって、」

橋見 「お前に師匠の俺を倒せるか?」

山咲 「……」

橋見 「だったらおやっさんと呼ぶな」

橋見 「安心しろ、訓練でも構わない」

橋見 「じゃあ俺このあと勤務だから頑張れよ」

山咲 「まじか」


そして俺が3年目の冬、来年度からは機動隊へ配属が決まったとき事件は起きた


無線 「警視庁から各局、新宿署管内で、テロ組織ラルクミアによる廃ビル立て篭もり事件発生、犯人グループは10人。人質2名」


山咲 「やばいっすね先輩!」

先輩 「あぁ、かなりやばい。山咲!パトカーにお前の得意な盾入れとけ!」

山咲 「了解!」

そうして俺たちは現着した

先輩 「俺たちは付近の住民の避難をやるぞ」

山咲 「分かりました」


ウーウー


山咲 「来ましたね」

先輩 「あぁ、機動隊だな、俺たちは俺たちのする事をするんだ、行くぞ!」

隊員A 「隊長、配備完了です」

隊長 「分かった、犯人からの要求は?」

隊員B 「現金二億円と逃走用の車だそうです」

隊長 「SATかSITは?」

隊員A 「まだです」

隊長 「いったい本部は何をやっているんだ。機動隊でラルクミアに勝てるわけないだろ」

山咲 「突入しますかねぇ」

先輩 「SATかSITが来るまで全員待機だろうな」

山咲 「チラッと見えましたけど、ラルクミアの奴68式小銃持ってましたよ」

先輩 「なんだって!それは本部に言ったのか?」

山咲 「まだっす、え?ラルクミアって北の組織じゃないの?」

先輩 「ラルクミアは中南米のテロ組織だ」

山咲 「え?、やばいやばい」

先輩 「行ってこい、早く!」

……

山咲 「失礼します!新宿署地域課の山咲巡査です。隊長に話があり来ました」

隊員A 「なんだなんだ、お前」

隊長 「落ち着け、で?話はなんだ?」

山咲 「立て篭もり犯は68式小銃を、装備してます。なのでラルクミアではなく北の特殊部隊だと考えられます」

隊長 「本当なのか!」

山咲 「はい、セレクターにハングル文字が書かれていました」

隊長 「確認しろ」

隊員A 「確認完了!確かにありました、上に報告します」

隊長 「まて!本部への無線よりも現場の隊員への指示を先にしろ」

隊員C 「人質1名解放されました」

隊員A 「保護します!」

隊長 「なんだって!」

山咲 「やばい、無線を貸してください!」


山咲 「全員待機!」


隊員C 「どうゆう事だ!」

山咲 「考えてください、テナントも、入ってない廃ビルですよ、こんなところで何をするんですか?」

隊長 「なら…」

山咲 「グルの可能性が高い」

隊員A 「ダメです、1名向かってます」

山咲 「急いで止めなき………」


ドーーーン


隊員A 「爆発音⁉︎」

無線 「犯人からの攻撃により隊員一名負傷」

山咲 「盾借ります!」

隊長 「おい、待て」

……

山咲 「大丈夫ですか?」

山咲 「あと少しでSATが来ます」

そう言い俺は盾を構え、隊員を守った


??? 「渚、すまんなぁ」


山咲 「まさか、橋見さん⁉︎」

橋見 「お前だけでも逃げろ…」

山咲 「ダメです、逃げれません」

橋見 「その盾だと10分耐えれない」

山咲 「だったら30分ですね」

橋見 「何を言って…」

山咲 「3枚重ねですからw」

山咲 「30分もすれば来ますよ」

橋見 「そうか……」


ウーウー


橋見 「なん…だ…?」

山咲 「SATですね」

橋見 「後3分だな…」

山咲 「え?」

橋見 「この規模なら3分で終わる」


3分後………

山咲 「すげー本当に終わった」

山咲 「救急車お願いします」

橋見 「これで、行けるな……」

山咲 「え?」

橋見 「お前に1つだけ言い忘れた事がある。お前の師匠になれて嬉しかったよ」

山咲 「いきなりなんすか?」

橋見 「自分の最後ぐらい、自分でわかる」

山咲 「まさか……早く!担架を!」

橋見 「余計な事をするな、俺はこれでいい、」

橋見 「山咲、こう見えて俺はお前に感謝してるんだぜ、あり……がとな……」

山咲 「リオンさーーーーん!」


橋見リオン 殉職 享年35


………

山咲 「じゃあ行きますか!」

橋見 「待て、お前まさか……」

橋見 「フフッw」

山咲 「何が面白いんですか?」

橋見 「やっぱオメータフだわ」

橋見 「知ってるよ。あの時3枚と言ってたけどあれ嘘だろ、めっちゃ腕から血が出てたよ」

山咲 「え?なんのことっすか?」

橋見 「あと、これはお礼だ。」

橋見 「久しぶりに懐かしくなれた」

そう言いリオンさんは俺にナニかを渡した

橋見 「お前はまだ早い。だから」

トンッ

山咲 「うわーー落ちるーーー」



橋見 「下界で頑張れ」

………

山咲 「はっ!」

香村 「大丈夫か?」

山咲 「リオンさんは?」

香村 「リオン?誰だそれ」

山咲 「まさか…」


ドーーーン


山咲 「なんだ⁉︎」

香村 「今あいつらは戦っている」

山咲 「俺も行きます」

香村 「ダメだ、君は安静に…」

山咲 「リオンさんに伸ばしてもらったこの命、無駄にはしませんから」

山咲 「だから行ってきます!」

香村 「え?…ちょ…」


………

赤谷 「はぁ…はぁ…」

中村 「敵が多すぎる」

長田 「ぐはっ!」

赤谷 「長田さん!大丈夫です……」

中村 「赤谷!よそ見するな!」

黒服 「死ねぇ」


バキッ!


黒服 「ぐはっ!」


山咲 「復活の1発はどうだ?」


To be continued

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