オールクリア

NAGISA

第1話 突入!

隊員A 「突入!」

その一言が火蓋を切る合図だった,あたりは銃声に見舞われた

山咲 「厨房クリア!」

隊員B 「飲食スペースクリア!」

隊員C 「人質確認よし!」

隊員D 「オールクリア!」

そしてその一言で全てが終わる

隊長 「タイムは5分10秒、このスペースだと5分切らないとまずいぞ、わかったか?」

一同 「わかりました」

隊長 「一旦休憩するぞ、」

一同 「了解」

………

隊員B 「渚、後10秒どこが短縮できると思う?」

山咲 「まじでわかんねー」

隊員C 「それな」

隊員D 「出来そうでできないよな」

隊長 「それでもやるのが俺たちだ、わかったか?」

無線 「A地区の飲食店で立てこもり事案発生、機動隊の隊員一名負傷、SATは至急出動してください」

隊長 「総員出動準備!」

隊員D 「出動準備完了!」

隊長 「渚、車を運転しろ」

山咲 「了解」

………

隊員C 「犯人からの要求は?」

隊長 「現金10億と車だって、タイムリミットは午後6時、1分遅れるごとに1人を殺すって」

隊員A 「現在時刻4時5分!」

隊員B 「あと2時間もないんですよ」

山咲 「もうちょいスピード出しますわ」

隊員D 「人質と敵の数は?」

隊長 「報告だと犯人四人、人質が十人だって」

………

犯人A 「おい!警察は何て言ってる?」

犯人B 「今、金と車用意してるから待ってろだって」

犯人C 「1人やっちまおうぜ」

犯人D 「まぁそう焦るな、時間はまだある、5時になったら1人殺せばいい」

………

赤谷 「なんでこんなことに巻き込まれなきゃいけないんですか?」

中村 「黙れ、静かにしろ…今はしゃべるな」

犯人C 「そこ!何喋っている?死にたいのか?」

中村 「すみません、こいつが腹減ったって言っていて…」

犯人C 「お嬢ちゃん、そんなに鉛玉が欲しけりゃ言いな、脳天にぶち込んでやるから」

赤谷 「すいません………」

犯人C 「他に鉛玉を食らいたい奴がいたら言うんだな」

………

山咲 「つきました」

隊長 「今どうなっている?」

機動隊隊員A 「犯人は4名、2名が窓の外に、もう1人は厨房で立てこもってます。それに全員、AKで武装してます」

隊長 「わかった、俺と渚、後、銃器対策部隊、3名は裏から、それ以外は正面で待機だ、」

一同 「了解!」

………

犯人D 「ちっ!SATが来やがった、」

犯人A 「まじか」

犯人C 「どーすんだよ俺たちじゃ勝ち目ないぜ」

犯人B 「どうするんすか?」

犯人D 「こいつの力を使う」

犯人C 「それは?」

犯人D 「'スピリット'というらしい」

犯人B 「へぇーそれで何ができるんですか?」

犯人D 「これの場合はRのスピリット、リボルバーの力が使える、それ以外にもこの世界にあと25個、Rも入れて26個あるらしい」

犯人A 「よくわかんないけどそれをどう使うんだ?」

犯人D 「そうだな…お前だ」

赤谷 「えっ…ボク?」

赤谷 (どーしよ、今スピリット持ってないや)

犯人D 「こいつとトイレの端の方で立てこもる」

赤谷 「ええええええええぇぇぇぇぇぇ、やだやだやだ」

犯人C 「うるせーよ、だまれ、死にたいのか」

赤谷 「なんでボクなんかが…」

犯人D 「大丈夫襲ったりとかはしないから」

赤谷 「その言葉、信じますよ…」

中村 (ハイジャック犯の言う事信じてどーすんだよ)

犯人D 「配置につけ、人質は場合によっては殺しても構わない」

………

隊長 「突入準備!」

隊員A 「出来てます」

隊長 「行くぞ、3 2 1………」

隊長 「突入!」

その一言が火蓋を切る合図だった,あたりは銃声と悲鳴にに見舞われた

山咲 「厨房クリア!」

隊員B 「飲食スペースクリア!」

隊員C 「犯人と人質が1人ずつ足りません!」

隊長 「探せ!それまで犯人の確保だ、人質は動かすな」

犯人A 「くっそ!」

隊員A 「動くな」

犯人B 「はなせ〜」

隊員D 「確保!」

山咲 「ねぇ…誰かトイレみた?」

隊員C 「わからん一応俺、手前行くから、奥行け…」

山咲 「3…2…1…突入!」

山咲 「動くな、警察だ!」

犯人D 「くっそバレたか…ならこれ…グフッy」

ドドドドド

隊員C 「手前クリア」

山咲 「奥、制圧、人質は無事です…大丈夫?怪我してない?」

赤谷 「えぇ、」

山咲 「オールクリア!」

そしてその一言で全てが終わる

………

山咲 「ん…なんだこれ?どこかで見たことがあるような?」

赤谷 「それ…ボク'たち'のなんだけど…」

山咲 「ごめん、これ、一応証拠品扱いになるんだ、だから一回回収させてもらうね」

中村 「あんた、それを見たことがあるのか?」

山咲 「多分、でもどこで見たか忘れちゃって…」

中村 「すまないね、変なことを聞いてしまって、後助けてくれて、ありがとう」

赤谷 「あがと」

山咲 「いえ…これが仕事なので」

隊長 「山咲、撤収するぞ〜」

山咲 「ではこれで失礼します」

中村 「ありがとうございました」

中村 (ひょっとしてこいつ…)

赤谷 「融合者かもね…」

中村 「じゃないと良いが」

………

この出会いがこの国家を巻き込む大惨事の予兆であることをまだ1人を除いては誰も知らなかった

⁇? 「アクセルとエンジンの2台持ちでさらに融合者だとは…面白くなってきたぞ」

………

次の日

隊長 「山咲、ちょっとこっちに来い」

山咲 「はい?」

隊長 「明日から市ヶ谷駐屯地へ出向だ」

山咲 「ええええええええ」


To be continued

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