第21話

「付き合ってる訳じゃないんだね」


私の答えを聞いた望月先輩は

納得したのか壁から手を離した。


「じゃあ、今日から僕の彼女ね」


そう言い残すと先輩は立ち去って行ったのだ。


ん?なんだ今の。

えっ 告白?


驚き、私の脳みそはついていけない。

でもなんか、既に答え出てませんでした?

私に拒否権はないんですか。


やっぱりここのスポットの良いとこ取り(?)

のような訳の分からない展開に

私の思考回路は完全に

停止してしまったのであった。

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