歌
第13話
入学式から最初のテストで
赤点を取ってしまった私は
遅くまで補習を受けていた。
教室を出ると外はもう暗くなり始めている。
本当は、亮介も受けるはずだったのに
部活がどうとか適当な理由をつけて
帰ってしまったのだ。
勿論、我らが玲様は補習なんて受けない。
今回のテストでは1位だったそうだ。
そういや、中学の頃からトップだったもんなあ。
何故、同じ授業を受けているのに、
ここまで違うんだろう。
こんな時は、ストレス発散の為に歌おう。
「リンダ リンダー
リンダ リンダリンダ リンダァァ
リンダ リンダァァァー」
全力で首を振っていたら…
「…フッ…」
誰かに笑われた気がした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます