天才美少女と幼馴染との百合物語
Diction
第1話 百合とはなにか。
「おはよう、楓。」
「ぅん、おはよー、桜。」
「うん、顔洗ってこようか。」
「はーい…………って、なんでいるの!?」
「なんでって、そりゃ、堕としに来てるんで。」
「文字が違うでしょ!?意味が違う気がするんだけど!?」
「え??何が違うの??平均的な頭で私に説明してよ。この天才にさ。」
「こんのぉー!!!」
この私、
「なに、楓。」
「い、いやなんでも??」
このぺったんこな胸、かなー??
「楓、ファーストキス貰っていい??」
「な、ナチュラルにキスをせがむな!!」
「じゃぁ、犯していい??」
「もっと、ひどい!!いい加減訴えるぞ!?」
「あはははー、握りつぶせるよ??おじいちゃんに頼めば。」
こいつ……!!おじいちゃんが権力を持っているからって…………。私は!!権力になんて!!屈しない!!
「じー、」
「な、なに!?」
「いや、ほんといい
「何事!?」
「おっぱいもんでいい??」
「ダメに決まってんでしょ!!犯罪だよ!!」
「知ってる??セクハラって、同性には効かないだよ??」
「私の反論を前もって潰すな!!」
「なんで??犯すよ??」
「代償がえぐい!!」
「あははは、流石に冗談だよ。………まだね。」
「まだ!?この期に及んで学ばないの!?こいつ!?」
「あっははは。」
更にこいつは、タチが悪いことに。学校では上手く立ち回っている。家くらいなのかもしれない。これ程気が抜けるのは。
「ってか、不法侵入すんなや!!」
「えー???お母さんに許可とったよ??お金渡して。」
「賄賂ぉおおおおお!!!はい、現行犯!!」
「むりだよ??だって、捉えてないでしょ??それに………
「おいぃいいいいい!!!警察くん!?お前そんなこと絶対いってないよね!!警察犬と、恭順な犬を掛けたよね!!」
「おー、座布団1枚持ってきてー!!」
「ここは、笑点じゃないっ!!私の家だっ!!」
「何を言ってるの??この土地を格安で売ったのは誰かなー??いいんだよ??(土地の)価格をあげてもさ〜。」
くっ、これだから権力者は。ってか、いい加減に不法侵入(もどき)をヤメレ。何年も朝からプライベートに入られると困るんだわ。
「ご、ごめん。」
「いいよ。別に。そろそろ学校!!行こっか。」
「この優等生がぁ!!」
「えへっ。」
さらに、
これは、天才な桜と、平凡な私との、いつか百合になる(はず)のラブコメだ。
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