第17話
オリヴィエと合流した約5名は、いつも入り浸っている酒場へと入った。
店に入るとオリヴィエを一目見た店主がこちらへと寄ってくる。
「おう、お前らなんだ?こんな時間に?仕事はどうした、まさか全員クビにでもなったから飲みに来たんじゃないだろうな?」
「俺をクビにする雇い主がいたら逆にお目にかかりたいよ。おやっさん、一番奥の席借りるよ」
笑いながら絡んでくる店主を、オリヴィエは慣れたようにかわし、また店主はオリヴィエの言葉に「違いねぇ」と頷きながら満足したようにカウンターへと戻って行った。
「まずは俺から話すぜ?」
席に着いた途端、早速ニコラが口を開いた。
「あの教会になにかあるのは本当らしい……」
ニコラの話によると、あの教会はなにやら曰く付きの様で、肝試しだなんだと忍び込んだ少年達がそのまま行方不明になってしまったのだという。
更に、ミシェルや他の友人達もこの村と隣町で行方不明や不審な死が続いていると口を揃えて言うのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます