第4話 VSゴブリン

ゴブリンが笑いながら近づいて来る。


「気配遮断!そして、いけ!スライム!」


スライムを召喚しゴブリンの所に向かわせる。


「ピィーッ!ピ!」「ギャヒ?ギャヒヒ!」


スライムが突進しゴブリンに攻撃している。

しかしやはりスライムではダメージを少ししか与えられないようだ。ゴブリンが棍棒でスライムを叩きつける。


「ピィー‥ピイーッ‥!ピィ!」


最後の力を振り絞りスライムがスキル「最後の一撃」を発動する。


「グキャァ!グゥ!」


ゴブリンはのけぞり痛そうにしているが、その瞬間、スライムは倒れて消えてしまった。


「今だ!気配遮断解除!」


ゴブリンからすればスライムを倒して宝箱がドロップしたように見えただろう。


「グキャ!グキキ!」


ゴブリンは宝箱を見て嬉しそうに小躍りしている。


「グーキャ!グキ!」


ゴブリンが油断しながら嬉しそうに俺を開けようとする、その瞬間。

バクリ!


「グキャァ!?」


スライムの最後の一撃もあって、油断していたから一瞬で殺すことができた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

レベルが5に上がった!眷属召喚でゴブリンを召喚できるようになった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「や、やっぱりこの戦い方なら、格上にも通用する!攻めてきた冒険者を騙して返り討ちにすることもできる!」


そんな俺の歓喜の声が洞窟に響くのであった。

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