"出逢い" 一章(プロローグ)後編

第6話 日常の終わりと新たな旅Ⅱ

今日も朝だよと知らせる目覚ましと日の光で起きる。夢の中で誰かの「お願い目を覚まして!」と言う声がした気がするが起きていつも通りにニュースをつけようと立ち上がると頭痛がし始めた。頭を強く打った感じの激痛が走った。しばらくして頭痛が治まりテレビをつけ洗面台に行こうとすると灯火が降りゆくような街中に隕石が降ってきたというニュースが流れてきた。

奏と依さんが言ってたやつかとそんなことを思っていると灯火の説明がされていた。何で灯火かと言うと隕石が昼夜落ちてその流れる光が灯火みたいだと言われてるそうだ。そして六千年に一度やって来る隕石らしい。その隕石かなりの確率で地球に降ってくるらしい。やっと終わるのかやっと開放されるのか、そんなことを思いながら、私に落ちるのはいつだろうと僅かな期待を持ちながら洗面台の方に行き顔を洗い制服を着て学校の支度をする。

今日も登校するために街を歩く。奏と待ち合わせの場所まで少し遠く信号が赤になったので私はスマホで現在の時刻を確認していると目の前に物凄い音を放ちながら降ってくる光があった。「ああ隕石降ってきた」と言葉をこぼしながらその光は私の目の前に落ちた。ああもう少しで楽になれたのになと隕石の近くに行って見ると煙が充満していた。煙があるなか危険だと分かっていても近づいてしまった。近くで見るとそこには大きな穴が空いていた。よく見るとただの隕石じゃなかった。まるで人を歩込んでいたかのような形状をしていて見とれてしまった。しばらく経つとその何かは煙を出しながら音を立てた。煙が薄くなると一人の陰が見えた警戒するよりも好奇心が勝ってしまい更にその人影に近づいてしまった。煙が無くなると一人の少女が姿を表した。

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