SILENT MORNING

第1話

朝日が眩しくて目を開けた。



あれ……?あたし寝てたんだっけ?



すぐ傍には元気のないあたしの彼氏の蒼甫の姿。



「蒼甫?どうしたの?」



ここはワンルームの彼の部屋。床にはあたしのバックや部屋着の着替えが散らばっている。



「ねぇ、蒼甫?」



蒼甫はあたしが名前を呼んでも返事をせずに、あたしの散らばった荷物をぼーっと眺めている。

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