第8話
「生きる意味が分からないんだから、死ぬしかないじゃん……」
切羽詰まったあたしの言葉にも彼女は動じたりせずに、縁石に腰掛けてあたしと対角に座った。
「あ、朝海(アサミ)は、生きる意味、分かるから、毎日楽しそうにしてるんでしょっ?」
初めて彼女の名前を呼んだ。ドキドキしてる自分がいた。ヤケクソになって突然呼び捨てで呼んだけど、彼女はその事に特に感心は無いらしく
「生きる意味?」
そんなあたしに首を傾げた。
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