考察ノススメ
dede
考察で得られるもの
最近考察されてますか?
おや、ご無沙汰ですか?
まあ、執筆活動忙しいですものね。お疲れ様です。
とはいえ、です。少しお待ち頂きたい。視野を広く持って頂きたいのです。
そんなあなただからこそ、他の方が書かれた小説への考察が必要なのです。
なぜあなたに必要か、順を追って説明しましょう。
無事あなたは念願かなって小説家としてデビューできました。
幸いな事に既に数冊出版されて売れ行きもまずまずです。
そんなある日、ある編集者さんからお声かけ頂きました。
「今度新人のコが新しく本を出すんだよね。○○さん、帯書いてみない?」と。
そうです、帯です。帯のお仕事です。作家と言えど本を書くだけがお仕事じゃないのです、帯も立派なお仕事です。
印税ほどじゃないにせよ、臨時収入としてはなかなか美味しそうです。
新人君の本の内容をしっかり理解した上で本の前を通ったお客様が「お」っと足を止め手を伸ばしたくなる、そんな一言を添える必要があります。
きっとあなたはやり遂げるでしょう。しかし、慣れてない作業に戸惑うかもしれません。
それよりは、今のうちに慣れておきませんか?デビュー前のうちに、一つの物語を深く掘り下げる読み方を身に付けませんか?きっと一帯に掛かる時間と労力も減ると思うのです。
更にです。まだまだあなたは本を出し続けます。売り上げも幸いな事に伸びています。そんな中、また編集者さんから連絡がありました。
「〇〇さん、△△先生と対談しませんか?」
そうです。対談ですよ、対談。となると、先方の作品ももちろん一通り目を通さなくてはなりません。折角なので、深い意見をぶつけて度肝を抜いてあげましょう。ギャランティの方もきっと良いと思います。となると、何をすればよいか。考察です。
更にです。遂に話題の本として色々なメディアに取り上げられ、その分野の作品としては定番とすら言われるようになりました。鼻高々です。そんな中、またあなたに連絡がありました。
「〇〇先生、賞の審査員を引き受けては頂けないでしょうか」
遂に評価される側から評価する側に。責任重大です。これからデビューしようとしている作家の卵の皆さんがあなたの審美眼に注目しています。お金の方も今やはした金かもしれませんがないに越した事はありません。そんな中、あなたがすべきことは。考察です。深く物語を読み解き、その物語の魅力を十全と分かった上で評価を下すのです。
お分かり頂けましたでしょうか。そうです。作家のお仕事は本を書くことだけに留まらないのです。
つまりですね、私が何をあなたに伝えたいかと言いますと。
「単純に読むだけじゃなく、考察すると楽しいからもっとやりましょうよ」
という事です。ついでに将来役立つかもしれません。
実際やってみると、理解が深まりより物語を没入して楽しめるようになります。折角好きだと思えた物語をそのまま放置して次の物語に移ってしまうのは、たくさんの物語で溢れている世の中とはいえ勿体ないのです。
そんな訳で、次で具体的な方法について語りたいと思います。
とはいえ、我流なのです。正直今回主張したい事は既に全て語りつくしたので、読まなくて良いし書かなくてもいいとすら思っているのですが。まあ、色々考察のやり方やアイディアはネットで調べられますし、そもそも論理的矛盾が生じなければ考察は自由なものです。やりたいようにされるのが良いと思います。
とはいえ、なのです。一例として自分のやり方を紹介したいと思います。あと1話分、続きます。
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