ポイントランキング:後編
『さて、じゃあリリィさん、5位は誰になると思いますか?』
「え~…まあ前回と同じじゃないかなぁ?」
『前回と同じ…という事はオルソアさんという事ですね?』
「はい」
『ファイナルアンサー?』
「あれ、これってミリオネアだったの?…まあいいや、じゃあファイナルアンサーで」
『では…5位は…はい、ドン。という訳でオルソアさんでした~!リリィさん正解で~す』
お、やった。賞金は何円もらえるのかな?
『賞金とかは無いので4位の発表に移りたいと思いま~す』
-ゼロモネアじゃん-
-ゼロモネア草-
『さて、では4位は誰だと思いますか?トキハさん』
「え~…っと…まあ…多分…ヰーストさん…ですかね?」
『ファイナルアンサー?』
「ファイナルアンサーで…」
『正解は~?…お見事ヰーストさんでした!』
-ヰの変換むじいやつだ-
-イーストはまあまあ、この三人の次くらいに稼いでるのは納得だよ-
-いやー、TOP3は誰になるんだろうなー(棒)-
『えー…っと…TOP3言う必要あります?』
「まあまあ、言っておいた方が良いんじゃないかな」
「一応、一応ね?」
『じゃあ…えっと第3位は…リリィさん…です!』
「いぇ~い!」
-知ってた()-
-1,000万台とかもうバグだろ-
『はいどんどん行きましょう第2位はタリスタさんでした~』
-なんか知らないけどここだけインフレ起きてるんだよなぁ…-
『それでは栄えある第一位は…!トキハさんでした!』
-トキハちゃんが純白の悪魔超えたのだけは驚いた-
-マジで一時期純白の悪魔がずっと1位だったもんな-
-vs純白の悪魔で案内人以外のまともな対抗手段ができたのはこれが初めてやな-
「まあ、だよね」
「うん…今更特段驚く事でもないかなぁ…」
「まあでも一応一位は凄い事ですからね!」
それはそうだけども。
■
…さて、それから配信が終わって…。
私たちは一足先に、サマーイベントの海に来ていた。
「おぉ~!」
「海だぁ」
「海ですね」
視界の先を埋める二種類の青色。水の青と空の青がとっても綺麗だ。
「水着…はサマーイベントの本番できるとして…どうする?水上戦闘とかやってみる?」
「それ…私たちもろとも沈んじゃいませんか?」
「浮遊系スキルが無いから水上戦闘は無理だと思うけど」
「まあ、それじゃあ適当に散策しよっかぁ~」
「そうしましょう」
「賛成」
サマーイベント中は前哨基地は封鎖されて、人間側の全プレイヤーがここにスポーンする事になる。
だから前哨基地と同じ設備とか、それ以外の設備も設置されていたりする。
そして、私たちは取り敢えず目に入ったカフェに入ることにした。サマーイベント中じゃないので、まだ中に人はいないけど。
「テラス席から海が見えるや」
「あっちには島がありますね!」
「あれがサマーイベントの特別ダンジョンの島かな?」
今度は場所を移して別のお店。
「ここでは釣りができるみたいですね」
「水着のレンタルとかもやってるじゃ~ん」
釣り具店と水着の貸し出しをやっているお店みたい。
…というかこの水着…。
「どう見てもスク水だよね…これ」
「ですね…」
まあその他にも色んな種類の水着があったり、ラッシュガードとかも置いてあった。
どれもダンジョンで素材を集めればこれよりも安く作れる物ばかりだから、今からでもダンジョンに潜って素材を集めるのも悪くない…かも?
「お、海の家あるじゃ~ん。海の家のハマグリとかラーメンとかって美味しいよね~」
「分かります!でも結構並んでるんですよね…」
「そ~なんだよね~」
お、かき氷とか売ってるんだ。
何味を食べようかな?いちご?メロン?ブルーハワイ?それとも練乳がいいかな~。全部美味しいんだよね~。
ここなら体重とか気にせず食べられるし~。
「夏だねぇ~」
「サマーイベント最終日には花火も上がるらしいですよ」
「そうなんだ…楽しみ」
「だね~」
前哨基地、平原のど真ん中にあるから海とかもそんなに見えないんだよねぇ~。見渡す限りの山、森、草原だし。
「今年のサマーイベントが終わったら…次はハロウィンかな?」
「流石に気が早すぎませんか?」
「楽しい時間はあっという間だからね~」
「仮想世界で仮装するの?」
「「……………」」
「…なんか言ってよ」
「うん、ちょっと涼しくなったかも。ありがと純白ちゃん」
「全くフォローになってないけどね」
「一応まだ調整中らしいから、気温とか水温とかはまだ感じれないみたいだね」
「暑いのは苦手だけど…海は好きです」
「みんなの水着姿が楽しみだね~」
「水着って、別に着なくてもいいんだよね?」
「うん。楽しみ方は人それぞれだからね~」
とっても際どいデザインの水着を着てみるのも良いかも?
「そのうちオフ会もしたいよね~」
「オフ会…ですか」
「まあ確かに」
「トキハちゃんの剣道をリアルで見てみたいんだよね~」
「それは分かるかも」
「やっぱり剣道って難しいの?」
「難しい…か、難しくないかで言われたら多分…難しい部類には入ると思いますね」
でもなんか、伝統を感じられて良いよね、剣道って。それになんだか、格好いいし。
「そういえば、タリスタさんは何かやってたりするんですか?」
「ん~、高校は1年だけ陸上部やってたね」
「そうなんですね」
――――――――
作者's つぶやき:ポイントランキングはさておいて…。
次回からサマーイベントです!!!夏だ!海だ!ダンジョンだ!
…まあ、今(11/23)は絶賛冬なんですけど。
皆さんは夏の思い出とかあります?
私はもう殆ど家にいました。海は泳げないので行く必要殆どないですし。
たまにショッピングモールに行ったりはしました。暑いのそんなに好きじゃないんですよね。
寒い冬に布団にくるまってるのが一番好きです。
――――――――
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