描き辛い

 擬人化したと言っても、食事は変わらずネコ缶で済むのは、まだ経済的にも助かる。


 が、たとえそうでも…


「いんや、毎度よくも飽きずに…」


 そう、ワイがローテーブル出して食事し始めると、いつも興味津々といった体で集まってくる。7匹…もとい、7人が7人とも。


 おまけに、全員どアップ。揃いも揃って(格好はスッポンポンでもなんでもご想像あれ)四つん這いで、顔を寄せに寄せてくるもんだから、めちゃ食べ辛い。


 でも、それ以上にやりにくいのが…


 こうしてワイが、窓際の和机でもって『作業』を始めてもまた、特に大人の・・・長女『先生』(あのニャンコ先生から名付けた)を筆頭に、7人が7人とも、側面や背後から一斉に覗き込んでくることだ。


 実はエッチマンガ家のワイが、それを描き始めても…


 うん、とっても描き辛い。

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