1週間に1回襲われる拠点の防衛を強いられる異世界転移者の元・宇宙戦艦艦長
@kisisama4
第1話 まだ地球外生命体を相手にしているほうがマシ
宇宙西暦30XX年、地球外生命体”ブリュンヒルデ”の襲来により地球の人口の約半数が死滅。
人々は知恵を振り絞り宇宙”そら”へと上がる―――そして、謎の生命体達との壮絶な戦闘が勃発―――次々とやられていく人間。
それでも人々は諦めなかった。 途中、開発に成功した高性能AIと未知の力との遭遇により、人々はさらなる進化を遂げるのだった。
巨大な宇宙戦艦と巨大兵器を駆使し生命体を次々に葬り去る。
そんな中――1人。 前線に立つ男が居た。
「ジェネレーター! フルドライブ! はぁぁぁぁぁ!!! エグゾ・ブラスタァァァァ!!」
『『『『『ギャァァァァ!!!』』』』』
全長50mは超えよう巨大な兵器を駆使し、次々と地球外生命体を葬り去る。
その様子をみて、後続する部隊の隊長は1人呟く。
「あれが、戦場の魔人―――我々とは比べ物にならぬではないか…」
隊長の操る兵器は18m程の小型の兵器である。
それでも十分に巨大といえよう兵器…しかし、目の前で敵をいとも簡単になぎ倒すとソレとは比べものにならない程に弱く思えてしまう。
「…あれを操るのが一人の人間だと? そんなわけはあるまい…」
「いえ、隊長。 我々は見ました。 アレは一人です! 超自立型AIの兵器と合体した姿と言えばいいのでしょうか…」
「いや、すまない。 それもそうか―――あの部隊の人間はそもそも一人。 あとはAIで構成された部隊だと聞く。 しかし…我々の存在意義とはなんだ?」
何百、何千、何万という敵に向かっていく姿はもはや英雄と言っても過言ではないだろう。
しかし―――アレはもはや常軌を逸している。
すると部隊の背後から突如現れた巨大な陰に男たちは目を奪われる。
「こ、これが…宇宙戦艦・ガーンデーヴァだとっ!?」
「な、なんなんだ! このデカさ!」
流石は全長100000メートル【約100km】もある超巨大戦艦だ…これがAIによる操縦でまかり通っている事すら異次元な話である。
『各員へ通達。 戦闘中の部隊は30分以内に戦闘区域からの離脱をお願い致します。 繰り返します、戦闘中の部隊は30分以内に戦闘区域からの離脱をお願い致します。 これより、本艦は強襲モードへ移行―――各部隊は本艦へ接近する生命体の対処を――――』
ガコンッ!
部隊の頭上で変形を開始した巨大戦艦を見るや否な隊長は声をあげる。
「聞いたか、モードレッド隊各員に通達! 変形中のガーンデーヴァを支援する! いくらバリアがあるとはいえ、目の前にはあの数だ―――それに奴らは”ジャンプ”を駆使する。 こちらの意図に気付けば火力が戦艦に集中する筈だ。 ここが正念場だ…皆、死ぬなよ」
「「「「ラジャー!」」」」
人類と地球外生命体の戦いは、これを最後に幕を閉じる事なった。
最後の戦闘での死者は約1名だけだった。 しかし、それはこの戦場で最も活躍した英雄―――男の名は
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『ベルザード艦長。 いえ、須藤
「んぁ?」
あれ? そういえば…確か…”悲鳴”が聞こえたかと思えば、目の前が光って~それで~え~っと…
「森?」
目の前に広がる緑一面、見た事もないくらいに巨大な木々が生い茂っていた。
というか、なんだこれ? まさかとは思うが、せっかく手に入れた平凡な日常が突然終わる系の異世界物作品ですか?
漫画で見た事がある。 大概そういった作品はなぜかトラックにひかれたり…さらには不慮の事故で命を失い別の世界へ転生する。
が、現状を踏まえるに…身体は健康そのもの――――
「なるほど。 異世界転移か!!!」
『えぇ。 どうやらそのようです。 マスター』
「……だよな~…”ナビ” そんな気はしてたよ…やった~!!! クソ宇宙戦艦の艦長とはお役御免だ! と思い、早17年。 地球で人生楽しくやってこれました! ありがとう神様。 それでは、これにて人生―――閉幕!!」
俺はゆっくりとその場で目を閉じた。
『————早速諦めないでください。 マスター』
いや…だって? 異世界だよ? 無理ゲーじゃん?
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