許せない
僕はもう僕を嫌いになって、僕も、声が出なくなっていった。
ユイ、君はあれからサポートの中で、リハビリをがんばっているらしいね。
"僕は、君に許してもらえても
僕は僕を許せない。"
手紙の一行目が決まった。
だから、今日を君と会う最後の日に
しようよ。
白い便箋には、
ごめんなさい。
とだけ一言書いた。
ユイのそれからを僕は知らない。
僕がもし誰かと結婚するようなことがあったら、その時は僕が僕じゃなくなる日だろう。
ユイになにがあったかも聞けなかった。
今更、なにもできないから。
それが、僕の答えだった。
"君の微笑み 淡い でも、君は強い"
僕はこれから、1人で生きていく。
僕の初恋は、永遠だった。
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