私、下町へ行きます

その後、土の塊を使って色々と「クリエイト」創造魔法を試していた

壺の形に作ってみたり、土人形を作ってみたり


クリスリア「これ、本当に面白いし便利だわ」


これなら、向こうの世界の物を再現できたりもできそうね、そう思った私はそれを試すべく


クリスリア「服装はこれでいいかな...?」


私はお忍びで下町へ行くことにした、お小遣いは結構もらっているので、欲しい物は見つけ次第買っていこう、地味な格好に着替えて、目立たないようにベランダから風魔法で飛んで、街を目指す、このまま街に入ると目立つので、少し遠目のところに降り立って、


クリスリア「やっぱり中世チックな町並みねー」


いい雰囲気な街だなぁーと思いながら、散策していく

すると、屋台が多く並んだところが目に付く、いい匂いもするし、人も密集している


クリスリア「なにかイベントでもやってるんだろうか」


屋台に色々なものが並んでいる、果物や野菜、アクセサリーとか、お菓子とか、剣なんかの武器を売ってたり、見たことのないような不思議なものまで、本当に色々ある


クリスリア「うーん、こういうところには私の求めてるようなものはないかな」


私が再現したいものは、ガスバーナーコンロ、キャンプ用品を作りたいのだ

ただ...ガスなんてないだろうし、そもそも火の魔法で解決できるけど

でも、厨房にはガスコンロ的ななにかがあったし、ワンチャンガスがあるかも、


クリスリア「それじゃあ、なんだかロマンがないし、頑張ろう!」


だが、ガスなんて流通してないっぽいので、似ているものを探すようにシフトチェンジした

気まぐれに宝石店へと足を運んだ、ここでは加工しアクセサリーにされているものも、宝石そのものも売っていた


宝石店の店主「いらっしゃい、お嬢ちゃんかわいいじゃないか、アクセサリーを買いに来たのかい?」

クリスリア「えぇ、今日は少し見るくらいですが」

宝石店の店主「ほぉ、んまぁ、ゆっくり見ていきなよ」


そう言われたので、遠慮なく見て回っていた、するとあるものが目に入った、ルビーだ、なんでも、ルビーは魔力を自信の中に溜め込んでいて、少しでも削ると炎を発生させるという、代用品としては、これが妥当かな、厨房で見たコンロのようなものも、これを使って火を出してるのだろう


クリスリア「すみません、このルビーをください」

宝石店の店主「珍しいな。お嬢さんは宝石を自分で加工するのか?」


自分でアクセサリーを作るという人がいるらしいから、この店でもこうして宝石そのものを売っているということらしい


クリスリア「えぇ、アクセサリーではないけど、また別の物に加工するわ」

宝石店の店主「お嬢ちゃん、そう言うならしっかり学んでいるだろうとは思うが、そのルビーを加工するなら、ちゃんと水に沈めたま加工するんだぞ」

クリスリア「はいっ、忠告ありがとうございます」


やっぱりそういう対処法で加工してるんだ、でも、創作魔法を覚えた私なら、そんなことしなくてもいい...いいよね...?

宝石店を後にした私は、そのまま街を歩き続けた

火は確保した、次はコンロの部分、使いたいのは金属、さっき剣とか見えたし、鍛冶屋的なものがあると思ったので、お次は鍛冶屋を探すことにした






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