エアコン小説まとめ もう遅い 後悔 冤罪 50話まで
エアコン
1ー5話 クラスメイトに死ねコールをされたので飛び降りた
「・・・っ!」
拳が腹に入る。
「痛そう」「やれやれ!!」
最近は暴力を振られるのが当たり前になって居る。
「優くん、やり返しなよ」
幼馴染の春が煽って来る。やり返さないことを知って居るのに、
ーー
転ばされて、俺は夏の弁当を倒してしまった。
「何すんのよ!!」
「ごめん、夏」
「あーもう、最悪。これ弁償じゃ済まないよ。お母さんが作ってくれた弁当だし」
内容は怒ってるけど、声で少し笑ってるような話し方だ。
「うわー、何やってんだよ!!優!」
転ばさせてきたヒロが煽る。
春「うわぁー、まじで最悪じゃん。優くん」
もう誰も、俺の味方はいない。
夏「まじで死ねば良いのに」
「そうだよ!!死ねよ!!」「死ね!!」
春「私も優くんは一度死んだ方がいいかも!」
「死ね!!」「死ね!!」
クラスメイトから死ねコールが入る。
「死ね!!」「死ね!」
虐められる人の気持ちも一切知らないからこんな言葉を平気で言える。つか家も似たような感じで地獄なんだよな。言葉通り死のうかな、
夏「えっ、ちょ、何やってんの」
ヒロ「そんなことして、どうせ死なねぇーくせに」
春「優くん?」
クラスメイトの反応はしないと思って笑っているが、一部はこんなことを冗談でもしないことを分かっている人がいる。
夏「待って、優・・・!!さっきのは優が悪いのは知ってるから。ゆるすから・・・まっ」
無視して、俺は乗り越えた。
「嘘でしょ!!」「おい!!まじかよ!」「優!!」
「優くん!!」
落下する。ここって4回だし、まぁ死ぬなだろうな。ワンチャンこの木で助かるけど、そうなったらまた死のうかな。
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2話
死ぬことはなかったようだ。
春「優くん!!!」
夏「優!!」
妹「お兄ちゃん!!」
病院か、生きてるなんて・・・驚きだわ。
春「ごめんなさい、本当にごめんなさい」
夏「ありがとう神様!!ありがとう」
妹「お兄ちゃんのバカ、バカァ、私のバカ」
なんだろう。この変な光景は、まさか俺のことを心配してくれていたのか?そんなバカな。
自分で死ぬって言って来たんだよ。妹も家で毎日言ってたのに・・・
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3話
「自殺しようとするとかバカだよ、お兄ちゃん!!」
しようというか、ガチだったけど・・
つかお兄ちゃんか、そう言われたのいつだっけ?
確か、2年前くらいかな??
ずっとクズとか、クソとかだったし、
「お兄ちゃん、なんで自殺したの?」
「死ねって言われたから」
「それだけで自殺するの馬鹿でしょ!」
それは確かにそうだけど、その言葉の意味があまりにも辛い。
「お兄ちゃん、もうお願いだから自殺しないで」
「・・・」
散々、死ねって言ってたのに・・・
妹は涙を流す。でも・・・なんだろう。前だったら同情したかも知れないけど、今はそんなにだな。あそこから落ちてなんか色々とどうでもよくなった感じがする。
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4話
春視点
優くんが飛び降りた瞬間、優君とのことを思い出して後悔した。
そして、落ちたところを見て、絶望した。
私のせいだ。私が優くんに死ねって言うから。私も自殺しようと思った。
でも秋ちゃんに止められて、そして優くんはまだ死んでるか分からないと必死に説得されて、自殺しなかったから、再開することが出来た。
優くんはしばらく目を覚まさず、心配な時期が続いた。その時期に色々なことがあった。ニュースになって、家族には恨まれて、地獄のような日々だった。
そんな時に、希望が目を覚ましてくれた。
優くんは目を覚ました。
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5話
いつからだっけ??
みんなが俺を虐めるようになったのは
どうしてだっけ?
「お兄ちゃん、もう本当に辞めてよ!!あんなことするのは」
本日何度目か分からない注意
「なぁ、」
「何!!ちゃんと聞いてるの」
「なんで、俺を虐めるんだ?」
「・・・えっ、」
「いや、ずっと俺はなんで虐められるんだろうって思って」
「それは・・・」
「理由言えないのか?」
「・・・お兄ちゃんが、弱そうな見た目して虐められてくださいって言ってるような態度してるからだよ」
「・・・」
俺はそんな態度をした覚えはない。
つかつまりやっぱりインキャな態度を取るからだと、
「そうなのか、答えてくれてありがとう」
「・・・うん、だからね。お兄ちゃんももっとかっこよくさぁ」
「それはいい」
「何でよ!!」
「見た目がそんなだからって、死ねとか平気で言える。虐める人間になるくらいなら、そうならない方がいい」
「・・・お兄ちゃん」
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