災害時に小銭っていくらぐらい待てばいいの?

明鏡止水

第1話

Xでポストを見て、次にネットの記事になっているのを読んだんでしたかね。


災害時に万札は忌避される、だったでしょうか……。あるいは使いづらい。

支払機とか無人機の会計をしてくれるレジなどが停止したり回線が混雑したら、お買い物もできないし。人力でやるしかない。

そんな時、みんながみんな万札を出してきたら……。

そう、釣り銭がたりなくなるのです。

特に一円玉の代わりになる硬貨は存在しません。

棒金で用意ですね!


かといって、今の時代お給料までPayPay振り込み、なんて仕組みもできてきたみたいだし。


いや、でも、やはり。

現金は、まだまだ、手放せない!


のか?


難しいことは断言しないでひょろりひょろりと逃げて回る三十代、責任感希薄な著者である。

紙の本で読書をしなくなってからカクヨムとX(ツイッター)を行ったり来たり。


ネトフリは起動が面倒。


それでも、Xのおかげで、だいぶ情報弱者からとことことっとこ階段を上がってレベルアップしているのでは!


と思ったのですがね。


情報を眺めるだけで考える頭が無い。


この間お金を下ろす時。

これまでは、


(どうせどこかでいつか買い物すれば万札なんて崩すんだし、一部両替とかしなくてもいいや。千円札が十枚ででてくるとか、かさばるもの。わけわかんない)


といつも「確認」タップ。


……今思うとタブレットがない時代から私達って銀行のATMでタッチパネルの機能に触れていたのですね、しみじみ。


ただ、著者である明鏡止水はいつからか、たのしく考えるようになったのです。


(どうせ崩すのなら千円札十枚で出てきてくれた方がありがたい、か? すぐ食材買うし。結局他の万札も程なく崩すだろ、金欠、金欠……)


いっか。べつに一万円札(福沢諭吉)にこだわらなくても。


その楽しい認識に取り憑かれてから……。


それからは、私は……。


たくさんの野口英世さんの増殖に快感を感じてしまうようになったのです。


接客業を四年ほどしていたのでお札を数えるのが楽しくてたまらない。左手の小指と親指で全ての枚数を挟み安定させ、右手の指で忙しく十枚ずつ数える。

ひっくり返してピン札が張り付いていないかもう一度こすりながら数える……。


貧乏神、明鏡止水。

お金を数え終わり富士山が見えないように一番ボロボロな一枚で九枚をまとめて挟むの、好きです……。財布に入れる時もボロボロの年季の入った紙幣を先に出せるようあらかじめ紙幣ポケットの外側にセットして取り出しやすいようにしています……。そして、お会計の時には真っ先に、今にも破けそうな野口英世とはサヨナラ。


ひどい女です。


経済が回って、みんなにお金が転がり込んで、みんなの生活が豊かになるのが好き=自分も潤うだろうというぽやぽやな気持ちで生きているので。


働いているお店の売上金や人様の財布のお金をやましい気持ちで見ることはありませんでした。

どちらかというとたくさん紙幣が入っているのをお客さんの財布を見て確認すると盗まれないか、他人の心配をしてしまいます。


そんな明鏡止水はテレビの番宣コマーシャルで「小銭をたくさん持っている人はお金持ちになれない」と耳にしました。


……さいきん、めっちゃ小銭財布に入れてる……。


職場で飲み物や水筒を忘れた時に困ると思って、自動販売機を使用する際の小銭保管計画をしているのだ。


よかろう?

別に。

野口英世がいっぱいでも小銭がいっぱいでも。


銭は銭ずら! 銭ゲバずら!


銭ゲバの意味は知らないけど多分お金への執着が強いってことですよね?


そんなこんなで、災害時には一万円札ではなく千円札や小銭を用意しよう!

とXで見た写真から着想を得て、余ったジップロックを用意。


銀行のATMでも「一部両替」で野口英世を複数召喚。

たった二万円。されど二万円。二十枚のくたびれた紙幣の厚さよ。

あまり綺麗なもんじゃないから触ったらちゃんと手を洗いますがね。


貧乏人、苦労人を舐めるなよ。


そして、災害よ、くるな。


いったい、紙幣と硬貨をそれぞれ何枚ずつ保管しとけばいいんだ?


緊急時に備えつつ、考えを巡らす明鏡止水。


とりあえず、千円札十枚。

これだけで一万円の所持金。

ちょっとホッとすると思う。

続いて百円玉。

最近の令和の五百円玉は自動販売機でスコーンッと受け付けずに出てくることもあるので百円玉を十枚用意しておいた方が確実!

これで千円ぷらす!

次に十円、一円の世界だけど。


ここまででもうジップロックが重てえ。

十円は五枚、五十円玉を一枚入れて百円。


一円玉は軽いけど、もう袋の強度が……。

そもそもいま二枚しかない。


果たして、どこまでどう備えるのが的確なのだろう?


それに四六時中、このいざという時の「災害用金銭」を持っていられるか。


休みの日はそんなことをうーん、と考えながら八犬伝を見に行ったり、ケンタッキー買うのに挑戦してみたり、ほっともっとのラムジンギスカン弁当買っておいたり。


アレ? 映画のパンフレット完売? ショック……。


節約を、せい、なのです……。


せっかくケンタッキーでお肉を買ってきたのに弟はポテトしか食べず。

でも母がチョコパイを食べてくれました!

よかった!


一番は頑張ってる父に買ってきたのに。


「食堂でラーメンセット食べてきちゃった! おっと! 酒の氷がない! ちょっと買ってくる!」


……ま、気合い入れて買ってきてもこんなもんだよな。


ちなみに孫のスポーツ大会観戦は盛り上がったようです。楽しそうでなにより。


私は私で、変な気使わずに過ごせばいいんだろうのう。


休みと家族と自分を全力でたいせつに生きていく。

やりたいことや見たいものが溜まっているので近々「やりたいことリスト」を作るべきかな。

思考をクリアに。


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