童話 神様を大切にする少女
仲仁へび(旧:離久)
童話 神様を大切にする少女
かみさまをたいせつにしたい。
そうおもったから。
わたしはかみさまをたいせつにしながらいきることにした。
私は、神様が大事だ。
とても大切で、なくては生きられない。
だって子供の頃から、ずっと神様に支えられて生きてきたから。
だから、私は神様に恩返しがしたい。
神様の気持ちは分からない。
神様は空の向うの、たぶんずっと遠いところにいるはずだから。
だから本当は迷惑か分からない。
人間だったら大切にされたら嬉しいけど、神様はどうなのだろう。
もしかしたら私達とは違う事に喜びを感じるかもしれない。
不安に思う夜がたくさんある。
自分のやっている事が正しいかどうか分からなくなる事も。
でも、私は神様を大切にし続けようと思った。
何もしないままでいたら、きっと後悔する。
迷惑かもしれないけれど、大切にし続ける。
答えも、応えもない疑問を考え続けるのは苦しいけれど、これからもずっと。
私は神様を大切にし続ける事で、恩を返そうと思う。
たぶん神様がいても、いなくても、
大切にされることを嬉しく思っても、嬉しく思わなくても、
そうやって何が大事な事か考え続けながら生きる事が、一番大切な事だと思ったから。
童話 神様を大切にする少女 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
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