人でないからこその無垢な探究心

最も弱い魔物の種である主人公が知恵を持ち、同じ弱い存在でありながらも迷宮に挑む人間から本や観察を通して人について学習していく姿がとても良かった。
ダンジョン内で出会う人間の善の面と負の面に対して客観的に捉え、受け止めていくところは主人公が魔物であると強く認識できるポイントだが、挑戦と失敗から学び反省する姿はまさに人間のようで面白いと感じた。
魔物と人間の狭間である彼がアルテイシアやその仲間達、また他の人間とどのように関わり歩んでいくのかとてもワクワクしています。