幸まる印のお家のおやつ

幸まる

ごあいさつ

「はじめまして」の方も、「いつもお世話になっています」の方も、こんにちは、幸まるです。


今さらですが、エッセイを連載(不定期です)するなんて…と、ちょっと緊張しておりますよ。




近況ノートをご覧の皆様はご存知かもしれませんが、私は二人の娘をもつ母です。

そして、台所、厨房という場所が大好きです。

台所は、美味しいものを作る場所。


美味しいって、幸せに直結していると思うのです。


私は特別料理が得意というわけではありませんが、台所に立って何かを作るのは好きです。

その中でも、お菓子作りは特に好き。

私にとってお菓子作りは、特別なことではなく、日常的なものです。


ですが、お菓子作りって、意外と難しいと感じられる方が多いようです。

おそらくそれは、お菓子作りが“科学”だと言われているからではないでしょうか。


材料を正確に計量しなければ失敗する。

お菓子の材料は繊細な取り扱いをしなければならないものが多い。

料理と違って、途中で味見を出来るものが少なく、美味しく出来ているのか完成まで分からない。


などなど。

難しそうに思える要素が多いのですね。


確かに間違いではないでしょう。

しかしそれは、一つ一つの品質を、毎回同じ最高の状態で提供する、お店のお菓子に関して言えること。

家庭でお菓子を作るのにそれを当て嵌めては、無駄にハードルを上げるだけだと思います。

もちろん私も、特別な日のお菓子や贈り物には、特別な材料を使ったり、時間や手間をかけて丁寧にお菓子を作ります。

けれど、普段の“おやつ”、特に子供と食べる“おやつ”は、もっと大雑把で良いと思うのです。



作りたいと思った時に、家にあるもので簡単に。

特別な材料や技術はなくても、楽しく、気軽に。

ちょっと失敗しても、こんなものが出来たゃったわ、と笑って食べられればOK。


幸まる印のおやつは、そういうものです。


有り難いことに、私の書いた物語に登場するおやつや、近況ノートに写真を載せたお菓子に興味を持って下さる方もいらっしゃいます。

このエッセイでは、そんなおやつや軽食のレシピも交えつつ、おやつにまつわる思い出などもお話し出来たらと思っています。


こだわって作る手の込んだお菓子は、ここでは紹介しません。

子供が「ただいま」と帰って来て、「いただきます」と頬張りながら、「あのね、今日ね…」と会話をする。

勉強をしながら、ちょっと小腹を満たして、一息つく。

そんな時の、おやつや軽食ばかりです。


どうぞ、お気軽にご覧くださいませ。



あ。


食にこだわりがある方、大雑把なお菓子作りは有り得ないと思われる方には、楽しいものでないかもしれませんので、お気を付けて……。



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