第7話 迷子
慣れた営業ルートの帰りに突然道がわからなくなってしまった、同じ番地の書かれた電信柱に三度辿り着いたところでいよいよ混乱を極め例の先輩に電話で泣きつき帰社への道を教えてもらえることになる、ただその道が変な経路ばかりでいきなり回れ右をしたり民家の裏庭を通らされたりと散々だった、職場に戻りついて早々に感謝よりも文句が口を突いて出たが先輩は軽く笑って取り合わない、無事に帰ってこれただろうがと言われてしまえばそれまでで、もし、先輩の道案内がなかったらどうなっていたかと考えると今更ながら背筋を冷たい汗が伝った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます