第3話 狐狸

 仕事の失敗が重なり沈んでいた折に先輩から飲み屋に誘われた、暴君なりに気遣ってくれているのかと感動したのは店につくまで、出迎えてくれた店員が二足歩行する狸と狐であるのを見て脇目もふらずに逃げ出した、今にして思うと揃いの前掛けをつけていた姿は、可愛らしくもあったのだが。

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