第8話
――王都へと向かう
四人は、王都へ向け、馬を走らせていた。
ローラは、体の小さなアイリスを前に乗せ、オルテガは、ロクサーヌを後ろに乗せる形で
馬の
そんな
「すみません、ロクサーヌさん。これだけ急いでいると怖いですよね。ですが、それももう少しの
「違うのです」
ロクサーヌは、オルテガの話を
「オルテガ様は、私の事をどうお思いですか?」
「ん? どうとは?」
「気に入って頂けていますか?」
「それは、どういう意味です?」
オルテガは、彼女の言葉の意味が
「アイリス様を……。アイリス様を必ず
「それは、
「それだけでは、不十分です。仕事としてではなく、アイリス様の
「…………」
「
「
オルテガは、冷たく返した。
「冗談でこんな事は言えません。私は、アイリス様に救われました。こんな
「馬鹿な事を……。貴女はもう少し自分の為に人生を送る事を考えた方が良い」
「で、答えはどうなのです?」
「ギルドの
「それを聞いて安心しました」
ロクサーヌは、そう言うと元の姿勢に戻った。
「はぁ~。女ってやつは……」
彼女は、オルテガが途中で職務を
ふと横を見ると、並走していたローラが、ものすごい表情でこちらを
オルテガは、思わず視線を
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