迷惑な人
みそしそる
今日はよろしくお願いします
Aとですか?私はAとは友達…いや親友関係でした。Aとは高校の頃から仲良くしていて、一緒にお出かけしたりもしましたし、旅行も行った事がある程の仲でした。遊びを誘うのは大体Aからでしたね。いつも突然誘ってくるもんですから、何回か行けなかったりもしました。でもAは一回決めた事は必ずする人です。私の断った予定は後日また行けるかどうかを聞いてきますし、何を言われようと自分の決めた事は曲げないような人でした。
そんないつも通り平和な日常を送ってた時に、Aからまたメールが来ました。どうせまた遊びの誘いだろうと思いメールを開こうとした時から驚きましたよ。メールのアプリ開いた時の欄ってその内容の前半が少し表示されるじゃないですか?あぁ、そうですこんな感じです、アイコンの下に表示される感じで、そこが「助けて」から始まるもんですからね。Aは悩み事を自分一人で解決しちゃうタイプの人だから、そのギャップ?もあって心配になって急いで開いて内容を見てみました。そしたら
「助けて、最近家でなんでがわがらないけど変なことが起こってる」
って書いてありました。あまりにも誤字や平仮名で書かれた部分が多いので
「大丈夫?とりあえず落ち着いて、何があったの?」
って返してみましたんですけどそこから音沙汰がなくて…もし事件とかに巻き込まれてたらどうしよう、みたいなマイナス思考が働くので急いで私は家を飛び出してAの家に向かいました。私の家からAの家までは、うーん、そうですね〜車で15分くらいでしょうか。
Aの家は3階建てのアパートで、そこの2階にAは住んでました。Aの家に到着した時に急いで階段を駆け上がりました。あと少しで転ぶところでした。Aの部屋番号が見えた時の私が息切れがすごかったこと。よく覚えてます。Aの部屋番号が目の前に来た時、私はとっさに玄関のドアを強くノックしました。
「A!いる?玄関開けて欲しい!」
今思うと、これ事情も何も知らない人から見たらヤバい人って思われてたでしょうね…実際階段を駆け上がってる時、このアパートに住んでるであろう人から変な目で見られましたから。
あ、すいません、今日は外せない予定があって…はい。では後日、またよろしくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます