カキネ村編 我が家
「早く起きなさい!」その言葉でベッドから俺は叩き起こされた。
「いてて、かぁちゃんいてーよ!もっと優しく起こしてくれよぉー」「そんなじゃまた、村の人からかみなり様のお怒りだぁ~て、からかわれるよ」その時かぁちゃんの体がビリビリと音を立て始める。
「嫌だなぁーかぁちゃん。冗談だよ!いつも起こしてくれて感謝してます。だから許して!」「問答無用!!」その瞬間俺の体に電撃が流れる。
「早く準備して、降りて来なさい!朝ご飯出来るんだからね!」と言い残しドアをバン!と音を立てて閉めていく。「すぐイキマス」まだ少し痺れる口でそれだけ伝える。かぁちゃんは意能力は、怒りの感情が上がると、電撃を放つ能力だ。今日の怒りゲージは3くらいだな。強さでいうと四川麻婆豆腐という四川という街にある激辛料理を全身で食らったみたいな感じだ。おっとこんな事を考えている間にまたかぁちゃんにかみなり落とされちゃう。そう考えた俺は急いで部屋を出て皆の所に向かう。
「おはよう、かぁちゃん、とうちゃん、ボウ、すまねぇ遅くなって」「おはようホムラ、かぁちゃんからまたかみなりを落とされたみたいだなハハハ」「ホムラが悪いのよ。フン!」と出迎えるとぉちゃんと、かぁちゃん。とぉちゃんは、ガッチリとした体格で厳つく、優しい顔をした自慢のとぉちゃんだ!髪の色は、紅蓮の赤で、俺はそれを薄くした感じの赤色だ。かぁちゃんは、美人だけど目つきが鋭いせいでいつも怒ってるって勘違いされたりする。それに加え怒ると電撃を放つ事からかみなり様だぁ~なんて恐れられたり、いじられたりする。かぁちゃんはそれがコンプレックスらしい。本当は優しくて、世話焼き上手の自慢のかぁちゃんなんだけどな。そんな2人に加え「ボウ」と返すボウがいる。白いモフモフした奴で犬?ていう生き物らしい。昔とぉちゃんが帰りに弱っていたボウを見つけ保護した結果、すくすく育ち今のボウになった。今では大切な家族の一員だ。
そんな感じで俺らは、4人家族てわけだ。
その後、朝食を食べつつ雑談をし、食い終わると玄関からノック音が響いた。
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