のみのじゃんぷ
楽楽
第1話
壁があったとして、二人で登れないのならその壁は二人では二度と登れない、新たな、もしくは最後の一人が来たとして皆で登れないのならその壁も二度と皆では登れない。しかし、私以外の人たちが壁を登ってしまうその寂しさから彼等の足を引っ張ったとしたら今後誰一人としてその壁を登ることはできない。ただあなたが他人として他人を愛していたのならその他人は必ず手を差し伸べてくれる、でもそれはあなたの死ぬ間際かもしれない、それが嫌なら自分だけを見ればいい、周りは一切見ずにただひたすらに。登れないなら降りて、また登り、だめならまた降りて、勢いをつけて何度でも。勢いのままに登りきった後にはすぐに壁がある。終わりはない、終わるのは私だけ
のみのじゃんぷ 楽楽 @harunoashita
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