祓い屋と勇者
凛々
第1話 交わり
「百様、ここが依頼の場所です」
「ハトバくん案内ありがとうね」
「確かにやな感じだ。それに肌寒いし」
「確かにそうですね。それと神隠しにあった·····という報告もされています。より気おつけてください」
ハトバのその言葉を聞き、
ハトバは森中へと向かう
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森の中を進む
「この辺か?」
ふと、警戒していた
「話の通じる妖であってくれよ·····」
気配の正体が暗闇から姿を現した。
木々を押しのけグロロ、と響く重い声が姿を現した。
「俺は運がないのか·····。龍の妖とは!!」
ドラゴンは、ギロリと
ドラゴンの口が赤く光る。
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グロロ、とまたドラゴンは声を鳴らす。
辺りは熱風が広がり、焦土となった大地に
「かなり強固な結界なはずなのだが一吹きでヒビが入るか。それにこの龍·····妖術を操る妖だったとは、尚更、俺は運が悪い」
パリン、と
ドラゴンは、スキを与えなかった。ドラゴンの口がまた赤く光り出した。
肌にひしひし伝わる熱風が
瞬時に『動きを封じる符』を取り出した
「禁足地に踏み入る不届き者のかの龍を、地獄に叩き落としたまえ!!」
呪文を唱えた
炎のブレスが放たれかけた瞬間ドラゴンの頭上から手が現れ、ドラゴンを地面に押さえつけた。
「ふう、押さえることができた。それにしても·····ここまで強力な妖術を操る龍·····。祓うことは無理として、封印するとなると大規模な封印術を今から仕掛けることになるな」
「まさか!?もう呪術が解けかけていると言うのか!?。体幹1分だぞ!?」
押さえつけられたドラゴンは、押さえつけている手を、ググッ、と押し上げていた。
そして、ドラゴンの口からは、赤い光が。
「まずい!!」
終わった·····と感じた
そんな
アメジスト色の長髪の少女が
「おお?!」
「ここにいたドラゴン」
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