悪役令嬢の弟に転生したのだが、僕ヒロインの攻略者らしいけどとりま姉以外全員敵でおk?

浅木永利

第1話これが主人公補正ですねわかります

乙女ゲーム【しやらゆり】は今大人気で、アニメ、漫画、小説化もしている。

だが、その漫画である事件が起きた。ゲームでは起きなかった、悪役令嬢の死亡、その家族の死亡だ。だが、その家族の内攻略対象だけがヒロインが無茶を言って生かせたのだ。本来ならなんていい恋物語なのだという事が出来るだろう。ただし、熱狂的なファンから見ればそれはただ怒りの種を巻かれただけなのである。

その家族の内攻略対象だった人物。それはシルスコインという攻略対象の中でもNo.1のかっこよさを誇るそして超ハイスペックな悪役令嬢の弟なのだ。

え?なんで今そんな話をしているのか?何故ならば、、、

「シルス〜お母さんと遊びましょ〜!」

そのシルスコインに私浅木篲は転生しちゃいました。

シルスコイン・ルイトール。1歳。ルイトール公爵家に生まれた長男で、悪役令嬢と呼ばれるシャイネの3つ下の弟である。

「シルス〜シャイとも遊ぼ!」

4歳の姉はものすごく優しく、あの悪役令嬢と言われてもそんなわけないと思うくらい純粋だ。

「あうあうあ!(そんなことより姉可愛すぎ!なんなのその天使!可愛すぎるぅぅあ!!)」

尚、この弟は心が少し汚れているようだが。

「あら、お姉ちゃんの方がいいのかしら」

「当然よ!私の弟なんだもの!」

その目は何不自由ない全てから縛られてないかのようなそんな元気さと、健気さが感じ取れた。

「あうー!(かわイィ!お姉ちゃん最高ー!)」

そこで僕は決めた。自分だけが生き残る道なんて嫌だ。優しい母や姉がいるのだ。2人を守れるくらいの最強の存在になろうと。そして手初めに浮遊魔法という絵本で読ませてもらった基礎魔法を独自の力で考え読み取り、一発で浮遊魔法を成功させるのであった。

「あ、あう?(え、嘘でしょ?)」

それも先程そう心に決めて、ちょっとイメージしただけで何故か分かり、魔法を扱うことが出来た。

なお、後にこの話は魔法世界ニュースで《超天才赤子現る?!》というゴシップで世に広まるのであった。

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悪役令嬢の弟に転生したのだが、僕ヒロインの攻略者らしいけどとりま姉以外全員敵でおk? 浅木永利 @asakieiri1

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