sorcery

リャナなのだ!

1章 Cicatrice da ustione su un occhio

生まれつきオッドアイだった私


さほど気にしてはいなかったけれど、今日ヤカンをこぼして火傷をして、鏡を見た時に気づいた。


火傷も相まって、とても気持ち悪いことに


やけどした右目は真っ赤で、左目は綺麗な青色。


学校に行くと火傷跡の件でヤンチャな男子にからかわれた。


これくらいは耐えなきゃって思っていたけれど、家に帰った時の親の反応で気づいた。


私はあの時泣いていたんだって。


その後は過保護な親のおかげで転校することになったが、転校先でもからかわれたらどうしようと思って1人で公園のベンチで蹲っていた。


「ねぇ、隣座っていいかな?」


ふと上から降ってきた声に顔を上げると、ピンク色の髪の毛の、同い年っぽい女の子が居た。


「その顔、どうしたの!?酷い火傷跡だけど病院は行った?」


病院には行ったと話した後は、何故か彼女は飴をくれた


「私たち初めましてだよね?名前はなんて言うの?


…前田タノ?可愛い名前だね!私は白鳥███












白鳥…誰さんだったっけ。


随分と懐かしい夢を見た


唯一の友達だった███さん


クラスの中心で、人気者で、



もう居ない、彼女。

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