第44話ファントム憎し!時空の狭間

覚醒した。

 操縦桿を水平軌道に戻し眼下を望むと、大和にトンボの様なファントムが寄って他かって大和にミサイルをぶち込んでいた。


 眼下のファントムはまだ篠山の機体に気付いて居ない!


 この高度から叩けば十中八九蹴散らせる!


急降下しようとした時、勇二のゼロ1機と他部隊のゼロ2機がエンタープライズの上空に侵入して来た!


「ダメだ勇二さん!」


エンタープライズの砲筒がセロをロックオン!


 ズドバーン!


敢え無く2機は海の藻屑に為り、勇二の機はエンタープライズの上空を旋回したあと、後を追う様にエンタープライズの司令塔に体当たりして行った!


 赤と黄色の閃光が、オレンジ色の光と為って篠山の機体を包みフワッと浮いたかと思うと、真っ逆さまに堕ちた!

「ウッ、アァアー!」

「篠山さん!」

真理亜が様子を伺うが、呼吸良し!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る