第29話:地下6階1

通路を戻り鍵を使う扉を開け階段室へ戻る。次は6階だ。

階段を下りると部屋に着き、正面の壁には扉があった。構造は1階や2階、3階と同じように部屋からスタートするようだ。この部屋には照明がなく薄暗い。やはり照明があるのはあの鍵が必要なエリア限定なのだろう。

「鍵なし、罠なし、気配なし」

扉を調べたフリアがそれを開ける。目の前は壁、左右に伸びる通路。

「左に行くと5階のあのもう一つの階段の側だよな? よし、そっちから見るか」

通路をしばらく進んでいくと左へ分かれ道、そしてさらに正面に少し進んだところで扉に行き当たった。

「鍵あり、罠なし、気配あり。‥‥何だろ、とても嫌な感じがする」

ここで6階初の戦闘だ。魔物のレベルが確認できるだろう。しかしフリアが嫌な感じという状況とはどういうものだろうか。

場所を変わったエディが扉に手をかける。

「開けるぞ」

ギッと音を立てて扉が開いていく。ランタンの光が差し込み、部屋になっていることが見て取れる。その光の範囲が徐々に広がっていき、そして小さな気配がバッと飛び出してきた。開きかけている扉をすり抜け、クリストたちの足元をすり抜け、通路を走っていく動物の姿が小さくなっていく。

「ラット?」

一番後ろにいたフリアがそれを見送る。

「なあ、嫌な感じがする理由が分かってきたぞ」

扉を開ききったエディの声に全員の意識が部屋の中へ戻っていく。部屋の奥の方では何かうずくまった人型のものがいて、そちらからグチ、グチャという音がしているのだ。

「グールだ!」

クリストが叫び剣を構える。

「ファイアボルト!」「ファイアボルト!」

フェリクスとカリーナから魔法が放たれ、その魔物に向かって火の矢が走り、命中する。

ようやく立ち上がった魔物がこちらを振り返り、エディがそこへ盾を構えて詰め寄る。振り上げた腕がガアンと盾を打ち付ける音が響く。

腕が振り上げられたことでがら空きになった右側面に回り込んだクリストが足から横腹への辺りを狙って剣を思い切り振り切るが、足を深く切ることはできたが切り飛ばせもせず、狙った横腹も裂くことはかなわなかった。

ウォォォォォ。

傷みを感じるのか敵を見定めたためか、果たしてグールに感情があるのかは分からないが威嚇のような大声を上げる。

振り下ろされる腕にエディが盾を合わせてはじき返す。そして再び開いた側面にクリストが剣を差し込み胴体を大きく切り裂くと、盾に弾かれた勢いのまま、グールが後ろにひっくり返り動きを止めた。

「よし、片付いたな。1体ならどうってことはないんだが、嫌なものを見ちまったな」

ほら、というように指した先、倒れたグールの脇には先ほどの音の正体だろうか、ぐちゃぐちゃに裂かれたラットの死体が転がっていた。

「さっき逃げていったのもラットだったよ」

「俺たちだって散々倒してきたんだが、まさかラットに同情することになるとはな」

ラットだって魔物だ。地下1階からすでに何度も倒してきた相手だ。

だがこの部屋の中でグールに襲われて食われていたと考えると、多少同情の気持ちが湧いてきてしまう。

グールの心臓部から魔石を取り出し、そしてラットの死体からも魔石を回収する。これで食べられたラットもダンジョンに吸収されて消えるだろう。多少の慰めにでもなれば良いのだが。


グールのいた部屋を出てから分かれ道を右へ曲がりしばらく進むと、先を行っていたフリアが戻ってきて報告する。

「左に通路、正面に部屋。部屋に何かいる。オークっぽいかな?」

「オークか。5階の続きってことで良さそうだな」

そのまま部屋に近づいていくとランタンの光の向こうの方に動くものが見えた。あちらもランタンに気が付いたのか。

クリストとエディが剣を抜き、さらに部屋に近づく。

部屋の中にいるオークの姿がはっきりと見えた。数は1体。

「マジック・ミサイル!」

先手を取ったのはフェリクスの魔法だった。そのままオークへ向かった魔法の矢が顔から腹にかけて命中する。その後を追うようにクリストとエディがうろたえるオークの元へと駆け込んでいく。

エディはオークの持つ斧に合わせて盾で押し込み攻撃を防ぐ。そしてクリストが空いた胴体に切りつけたところで勝負あり。オークはそのまま崩れ落ちた。

「よし、こんなもんだな。で、宝箱だ」

「やったー、6階初だね。うーん、鍵あり、罠なし、開けるよ」

すぐさま取りかかったフリアが鍵を開け蓋に手をかける。6階最初の宝箱の中身は何か。

「お? ポーションだね。これはいつもの瓶な気がする。やっぱりボス部屋の薬は特別なんだろうなあ。色は、色は、うわあ」

「どうした。ってうわ、何だこれ」

瓶の中の液体は透きとおっていたが、そこに赤い小さな球がいくつも浮いている。そしてその球が大きくなって液体全てを赤く染めたかと思えばまた小さくなって球になる。その動きを繰り返していた。瓶を振っても動きが変わることはなく、赤く染まったり小さな球になったりだ。普通の薬には見えなかった。

「鑑定待ち、鑑定待ちだ。どうせまともな薬じゃないだろうがな。まったくこのダンジョンは」

普通の効果の薬が出たのは最初のうちだけか。あとは何かしら捻った効果のものばかりのように思えてくる。このダンジョンで見つかるものは普通の効果では面白くないとでも思っているのか、一風変わったものが多かった。


部屋を出るとすぐ先に右への通路があるが、フリアがそこで止まって地面をじっと見ている。

「罠か何かあったか?」

「たぶん罠。うーんとね、だいぶ先、ぎりぎり見えるかな? 右への通路があるんだけど、そこまでずっと一枚板だよ。それで、真ん中辺の壁の上のところ見て。あれ、呼び鈴じゃないかな。あれって、ここを踏んだら鳴るんじゃない?」

「あー、なるほどな、魔物に気づかせる仕組みか。この幅だと避けるもなにもない。見なかったことにもできるが、どうするかな」

まだ見ていない通路はある。ここを避けたところで問題があるようには思えなかった。

「さっきの部屋、扉もなくオークがいたんだから、そこもじゃない? それなら先に通路、そこの出てくるところにウェブをかけておくけれど」

「それじゃあ出てきたオークがまとまったところへライトニングをいこうかな。それでかなり削れるんじゃない?」

「よし、やるか」

方針は決定した。通路の先、恐らく魔物が出てくるだろう場所にカリーナがウェブの魔法を置く。それを確認したところでクリストが踏み出すと、仕掛けられていた呼び鈴がカランカランと大きな音で鳴った

どこかからグゥオオオオという声が聞こえる。

クリストとエディはすでにウェブの魔法からギリギリの位置、通路の左右に分かれて立ち、中央は魔法のために開けておく。

右手から大きな人のようなものが姿を現す。

「オーク!、もう1体!」

どうやら2体いたようで、現れたオークがクリストの声に反応し斧を振り上げて前へと出てくる。

だがウェブの範囲に入ってしまっていたようで、そこで足は止まり、ぐっぐっと動かすが前に出ることができなくなった。さらに後を追うように現れたオークもまたウェブの上で動きが止まる。

「ライトニング・ボルト!」

一塊になったオークに向かってフェリクスの魔法が放たれると、その雷撃が2体まとめて貫いていく。正面から受けた前に立っていたオークが斧を取り落とし、のけ反るような姿勢のまま膝から崩れていく。後ろのオークは怒りの表現か斧を振り上げて大きくほえた。

と、その向こう側でも先ほど聞いたのと同じカランカランという音が鳴る。

「待て、奥からもう1体来た!」

何があったのかと気にしたクリストが気がつく。どうやら通路の先にもう1体いたらしく、すぐにオークが通路の先の方から姿を見せた。

距離がある、と見たのかそのオークが手に持っていた槍を投げようと構える。

「メイジ・ハンド!」

それを見たカリーナが魔法の手で槍をつかむ。少なくとも簡単には投げられない形には持って行けただろう。

叫んでいたオークに向かってエディが詰め寄り、盾を押し上げるようにして斧に合わせると空いた胴体を剣で切り裂く。

さらにクリストが大きく前進していく。ウェブの上でも止まることなくそのまま進むと槍をつかんでどうにか動かそうとしているオークに迫り、剣を振るう。槍を諦めたのか手を離して殴りかかってくる拳をかわし、さらに切りつけた。

「レイ・オブ・フロスト」

ふらつくオークにフェリクスの魔法が命中し、オークはその場に崩れ落ちた。

「よーし、こんなもんか? こんなもんだな」

頭上を見上げるとこちらにも呼び鈴のようなものがあった。これが鳴ってオークの接近を教えてくれたのだろう。罠のはずがこうして自分たちに味方してくれることもあるということだ。

「こっちも部屋になっているね。んー、残念、何もなし」

オーク2体がいた場所も部屋だったようだ。

「こっちは通路で、十字路だな。こっち側も床が一枚板だ。両側が呼び鈴を鳴らす装置だったようだぞ」

これでこの通路は終わり、次は十字路をどちらへ進むかという問題だが、左は位置的に階段室へ戻れそうだったので、ここは右を選ぶ。

十字路を右に曲がりしばらくは直進、そして右へ曲がってまたしばらくは真っすぐな通路が続いた。その先は左に扉、その扉を通り過ぎてもまた真っすぐな通路が続き、そして丁字路へと突き当たった。

右には少し先に扉があり、左は通路が続いている。まずはそちらからということで左に曲がり、しばらく進むと左へ折れる。その先は直進と左へ分かれ道、直進はすぐに行き止まりになっていた。

「待って、この右側の壁、気になる」

その行き止まりではフリアが何かに気がついたのか、壁に近寄ったり離れたりなで回したりと行った確認作業をしている。

「うん。隠し扉だね。どこかに開ける仕掛けがあるはずなんだけど、どこだろう、うーん? うん。たぶんこの辺に」

しゃがみ込むと石組みの隙間を狙って細い棒を差し込んでいく。

「手応えあり。開くよ」

何カ所か試して当たりを見つけたのか、行き止まりになっていた場所の右側の石組みがそのまま扉のように開いていく。すると、その向こう側から、ザーザー、ザーザーという水が激しく流れていく音が響いてきた。

「何だ? 水の音だよな? それにしては大きすぎるが‥‥」

「‥‥、見て。見た方が早いよ。え、何なのここ」

開いた先をのぞいていたフリアが告げる。

それを聞き、皆も隠し扉の先を見るために移動する。

ザーザーという音がますます激しくなる。

扉の先は手すりのある回廊のようになっていた。回廊は正面と左に長く伸びていて、角には1つ大きなかがり火が立って辺りを明るく照らしている。回廊を越えた場所は大きな空間になっていて、恐らくは吹き抜けなのだろうと思われた。

吹き抜けの向こう側にも暗がりの中にかがり火が見え、そしてうっすらと手すりらしきものが続いている。どうやらこの回廊は吹き抜けをぐるりと取り囲むようになっているらしかった。

手すりの向こう側の吹き抜け部分は、足元、回廊のちょうど下部分から大量の水が流れだし、そして吹き抜けを下へと滝を作り出して流れ落ちていた。

「何だよこれは。ダンジョンにこんな場所があるものなのか」

「すごいねこれ、7階、8階、もしかしたらもっと下まで続いているよね」

ダンジョン内とは思えないような圧倒的な光景に思わず足を止め、じっと眺め入ってしまっていた。

「やばいな、いろいろな意味でやばい。引き返そう、今はこういう場所があったってことでいい」

吹き抜けと流れ落ちる水の音に気を取られる。

落ちれば水に飲み込まれてひとたまりもないだろうし、もしかしたらあの吹き抜けを上がってくる魔物もいるかもしれないのだ。慣れるまではうかつに近づかない方がいいだろうと思われた。


隠し扉を閉めると水の音も消えてまた静かなダンジョンに戻り、その静かさに一息つく。ここで座って休憩したいくらいだった。気持ちが高ぶってざわざわと落ち着かない。あの吹き抜けの、水の落ちていく先の闇がどうしても思い起こされるのだ。

だが6階の探索はまだ途中だ。ここで休憩したところでどうしようもないことも分かっていた。ただ一息ついたところで通路を引き返すことにする。

通路の途中には先ほど通り過ぎた右側への別れ道があり、そこにも変わった物があった。このダンジョンは気持ちを落ち着かせる間をどう思っているのだろうか。

ほら、と手を差し伸べるフリアのその手の先を見る。

「何だ? 地面が土になって、花が咲いているのか?」

「意味分かんない。どういうこと? ここだけよね、ん? これいくつも株があるわね、花畑みたいなものなのかしら」

「咲いているのは1つだな。摘んでいけってことだよな」

「そうなんじゃないかな。あれだよ、マイコニドのところのコケ。あれと同じだと思えばいいんじゃないかな」

その場所は地面が土に覆われ、そして10や20では足りないほどの数の同じ種類の花と思われる植物が生えていた。そのうちの一輪が薄桃色の花を咲かせている。

なぜこんな物がここにあるのかは分からなかったが、採取可能な物だと考えることはできた。フリアがギルドから借りてきたという折り畳みのシャベルで花を根から掘り返し、革袋に土ごと入れる。

「おまえ、それ気に入ったのか」

「うん、持ち歩くのにとても便利。それにこうして大活躍。文句なし」

折り畳みシャベルの評価としてギルドに伝えることになるのだろう、その言葉にうそ偽りはなさそうだった。

採取した花は鑑定してみればどういうものなのか分かるだろう。2階で見つかったコケは食用可というものだったが、これはどうか。食用、あるいは薬用、何か面白い結果が聞けるかもしれなかった。


採取を済ませると元の通路へ戻る。

少し先で右へ曲がり、そうしてしばらく進んだ先では右への分かれ道と正面には少し先に扉がある。先ほどはこの扉は保留にしていたが、今回は帰り道なので開けていく。

「鍵なし、罠あり、前も見たねこれ、たぶんカミソリ。気配有り、うーん、さっきと似ているね、これはもしかしてグールな予感。たぶん1体」

「グールか? よし、さっさと片付けよう。そのまま開けてくれ。エディがグールを押さえる、俺とフェリクスで削りきる」

指示を受け扉の前で立ち位置を入れ替える。準備ができたところでフリアが扉のノブを操作し、そのまま押して勢いよく開け放った。

部屋の奥には予想通りうずくまったグールが1体いたが、開いた扉に反応したのか立ち上がる。振り向こうとするところへ盾を構えて突撃したエディが詰め寄り、そのままグールとの間を完全に埋めて動きを封じた。

「マジック・ミサイル!」

フェリクスの魔法の矢が襲いかかり左右から分かれて飛んで頭部へと次々に命中、さらにクリストが間を詰めて強く切りつけると、なすすべもなくその場にグールは崩れ落ちた。

「よし、いいだろう。グールだと分かっていればどうということもない」

確かに強力な魔物ではあるが、それも正面から打ち合った場合だ。単体で、そしてこちらは盾と遠距離攻撃が可能な仲間がいるのだ。脅威に感じるほどの相手ではなかった。

グールが倒れた脇には、食い散らかされたジャイアント・スネークだと思われる死体が転がっている。先ほどのグールの犠牲になったのはラットだったが、こちらはスネークだったようだ。一応グールが食べていた記録としてこのスネークの魔石も回収していくことにする。

そして部屋の左手の壁際には宝箱があり、フリアが早速開ける作業に取りかかった。

「鍵あり、罠なしっと。開けるね。あー、スクロールだったよ」

どれどれとスクロールを受け取ったカリーナが首をかしげる。

「また見たことのない魔法ね。どう?」

受け取ったフェリクスもまた首をかしげる。

「僕も見たことがないな。これはまた面白い鑑定結果が聞けるかもね」

2人の知識にあるような魔法ではないということはウィザードでもクレリックでもソーサラーでもない系統だということだった。これまでにもそういう魔法がこのダンジョンからは見つかっている。魔法の効果そのものもそうだが、何よりも見たことのない魔法を研究したがる者は多いことだろうと思われた。


部屋を出ると次は左に曲がる。この先は右側に扉があったはずで、間違いなくそこまでたどり着くと、フリアが扉を調べ始める。

「鍵あり、罠なし、気配あり。これはもう分かる。グール1体」

「やることは同じだ。さっさと片付けよう」

グールとの戦闘もこれで3度目だ。

解錠したフリアがそのまま扉を開け、盾を構えたエディが突撃して間を詰める。それを待ってフェリクスがマジックミサイルを放ち、そしてさらに続いてクリストが駆け込んで切りつける。流れは同じだ。

部屋の中のグールがうずくまらずに立っていたことは違いと言えば違いだが、それでやることや結果が変わるというわけではない。瞬く間にグールは倒されてしまった。

「よし、いいな。うん? この部屋は何もないのか。食べた跡もなしだ」

食べた跡もなく宝箱もなく、グールを倒して魔石を得たという以外に何の成果もない部屋だった。こういう言い方は不謹慎なのだろうが、何かあった方が探索している身としては面白くなって良い。

ともかくもこれでグールの始末は終わりだ。次は部屋を出て右へ進む。しばらく進むと左へ曲がり、またしばらくは直進になる。その先は十字路になっていて、左は警報というべきか、呼び鈴のあった通路になる。この十字路をこのまま直進すれば階段室へ戻れるだろう。

「さあて、どうするか。6階の序盤は5階の上位と同じと言っていいだろう。そういう意味では今まで通りの難易度の上がり方だな。吹き抜けだとか、変わったところもあるにはあったが」

「そうだね、これでスタート地点直後のエリアはおおよそ見たと言っていいんじゃないかな」

「やはり、あの隠されていた階段の方だろう」

こう言っては何だが普通に見つかった階段の先はやはり普通だった。魔物も罠も宝もそう上層階と違ってはいないと言っていいだろう。隠し扉の先はさすがにひと味違ったが、それは隠し扉の先だからこそだと言える。

問題はやはりあの専用の鍵を使ってしか立ち入れないエリアにあった階段の先だろう。そこを見てみるべきだと判断する。

十字路をそのまま直進すると左への分岐、正面は少し先で扉に行き着いた。やはりこのエリアは終了、あとはあの十字路の先ということでいいだろう。そこは後続に任せることにして、階段室へと引き返すと5階へと上っていった。

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