第20話 連絡を待ちたくなくて
連絡を待ちたくなくて
諦める
努力を始めた
連絡が来ても
以前みたいに
丁寧な文章で
返すことをしなくなった
どうしたって
どうやったて
私を好きにはならない
だから
少しずつ
離れることにした
彼のメールの返信が
返しにくいように
少しずつ
やり取りを減らせば
そのうち
やりとりしなくなるだろう
メールも来なくなるだろう
どんなに
頑張っても
報われないなら
頑張りたくない
もう限界だった
好きって言って
終わらせたかったけど
それすら
言わせてもらえない
イエスかノーで
終わらせられたら
良かったのに
自分が
友達でいるという
選択をしてしまったから
後悔はしない
心は正直だから
どんどん疲弊していく
彼とのやり取りは
楽しかったし
何度振り返っても
楽しくて
仕方がなかった
好きになったことは
後悔してない
寧ろ
こんなに人を好きに慣れるんだって
気がつくことができたから
良かったと思える。
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