進級
沼津平成
なもなき赤の他人の恋
進級した僕は、死ぬ寸前だった。机の隣の
「左虎」
「何?」震えた声。
一年の時から好きだった、それなのに——そういう寸前だった。意識が僕より早く落ちていって、消えてゆく……
それなのに——最期まで伝えられなくて、ごめんね。悠真の最初で最後の恋は、こうして終わった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます