第38話 トリックスター

目の前に広がるあたり一面の血の海

その中心部には黒い靄をまとった佐藤ごとロキを突き刺した見るだけでSAN値の減りそうな触手と目玉でできた化物がいた


「gygy...gygygygygy....adhfghaysdfasdpjk.aosiyfくぁくぁあ」


謎の化物が吠える


何でこうなったかはわからない

だけど、こうなってしまったからには僕はこの化物から、この化物たちから逃げられないような、そんな気がした


何でこうなってしまったのか

遡ること2時間前


2時間前ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「お、闇落ち佐藤多分ロキのとこついたわ」

「まじですか?じゃあ行くんですよね」

「うん、配信しようか?」

「なんかヤバそうな単語とか世間に出るのはもう勘弁なんで却下で」

「草」


まぁ確かにこれまで『神』の存在なんて上層部しか知らなかったわけだしね

今回僕が配信で意図的に「ぽろり」したせいで世間もあやふやながら神の存在を知ったわけだけど

僕がどれくらいの神かはわかる人そんなにいないだろうし大丈夫でしょうよ


「ほな行ってきますわ」

「行ってらっしゃいです。街は壊さないでくださいね」

「多分その空間だけ神域化されてるし大丈夫でしょ。そうじゃなかったら街破壊されるけど」

「やめてくださいよぉ」


めっちゃやれやれみたいな顔して顔をふる総理とヤンさん

街を壊したくないのは山々だけど僕ロキがどれくらいの強さか知らないから戦闘するかによっては街が壊れる可能性あるからね

しょうがないね


【黙示録】でアカシックレコードから佐藤の座標を参照し、【黙示録】で自分の座標を佐藤のそばへと書き換える

もう神皇様のときのような悲劇を起こさぬようどれくらい座標をずらせばいいか僕は学んだのだ

ここ最近取得した技術なのにもう使いすぎたせいで慣れた動作になっている


周りの景色が一瞬で変わる

目の前には人影が2つ

そのどちらからも人ならざる気配が漂わせ、何か話している


「まったく、今までどこにいたんだい。私が起きたんだ、眷属ならすぐ来ないと行けないだろう」

「申し訳ありませんロキ様。起きて早速ですが悪いご報告がございます」

「何?もしかしハンターハンタ○終わった??」

「なんであなたは封印されていたはずなのにハンタ○ハンターを知っているのかは置いといて全く違います」

「え、あれまだ終わってないの?」

「はい。そんなことよりも、あなたが恐れていた例の副王が復活しました」

「、、、まじで?」

「はい」


ふむなるほど

多分僕がそうなんだろうけどなんで『副王』?

別に僕王様の補佐とかしてないよ

てか王って言われるような人と交友なんてないし


「そいつは、、、この目の前にいる男かい?」

「へ?」


そう言って、目の前のロキと思わしき女は僕を指す


気づいてたんやね、僕のこと

さっきまで変顔とかしてたのにこっちの方頑なとしてみなかったのはそのわざとだったのか

いや頑なとしてこっちみなかった時点で気づくべきだったかな?


「そう、、、ですね」

「やほやほ、きちゃった」


無言で2人とも、、、2柱とも?戦闘体制に入る


「別にそんなに警戒しなくてもいいじゃ〜ん…僕別に君たちとって食おうと思ってるわけじゃないよ?この世界狙うのやめてくれたら」

「この世界?別に狙ってないけど」

「え?そこの眷属くんが「この世界をロキ様に献上するんだ〜」的なこと言ってたけど?」

「私そんなの命令してないわよ???」


僕ら2柱の視線が眷属に向かう


「何か、言うことは?」

「私はただ起きたばかりのロキ様に世界を献上したかっただけなのです」


眷属がめっちゃ汗ダラダラと出しながらなんとか弁解する


うん、僕としてはもう狙わないんならいいんだけど


「ギルティ」


そういってロキは、眷属の手刀で突き刺した


「グフっ、、、ご褒美」


キモい


そんなことを考えた、その瞬間

なぜか僕が神域化した上に何物も入れないようプロテクトしたその空間に亀裂が入ったのだった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


インフルから復活

tanahiroです


僕のこの回を見てくれてる人いる?いねぇよなぁ!!


戦場のメリークリスマス聴きながらこの回かいた()

あの曲いいよね


ネタ募集(というなのうざいキャラへの嫌がらせ募集)フォームへの案の投稿ありがとうございます

面白いと思ったネタは採用するぞ

あと少しで出てきます

やったね!!

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