第37話 能ない鷹は爪を全力で自慢する

「ふははははは!食らえ!アブソリュートオブリージュ!!」

「グアァ!」


物理的攻撃力はない

されど共感性羞恥による大ダメージが僕に入ってきた。


——ドッゴオオオォォォオン


ついでにとんでもないほどの爆音と一緒に


「恐れ慄いたか!お前は僕には絶対勝てないのだ!!なにせこの攻撃にあたると格上の相手以外には絶対に——」

「——あ、あぁ、、、僕は恐ろしいよ、お前のその精神性が」

「死ななければならないという義務が生じ、、、え?」

「え??」


え、もしかしてこれ即死技だった?

それを普通に受けて生存しちゃったパターン?

やばいじゃん。普通に僕無傷で立ってるんだけど


「と、というかお前なんで僕の【アブソリュートオブリージュ】」が効いていない!!」

「あーいたいなー」

「そ、そうだよな。当たってないだけだよな、、、喰らえ!我が秘伝の奥義、エンジェルオブトイレット!!」

「ッブフゥ?!?!」


ヤッベェ吹き出しちまったよ

でもさ、この人の技名また厨二病拗らせてんだよ

名前【エンジェルオブトイレット】だ、、、トイレット?!

この人今トイレットって言った?なんで?技名になんでトイレット入ってんの?!

直訳したらこの技名【天使のトイレ】よ?!

この靄ネーミングセンスなさすぎーー


「ーーふははは、どうだ!この技名はロキ様につけてもらったのだ!!さぞかっこよかろう!さぞ対処できなかろう!!」


訂正

ネーミングセンスないのロキだったわ

何この人ふざけてる?自分の部下はめるためにこんなダサい名前つけた?

ちょっと可哀想だしこれ以上厨二兼ネタみたいな技名聞いたらこっちも笑い死ぬ

もう実力隠すこと諦めてさっさと死んでもらおう


煙が晴れる


「な、お前なぜ死んでない!」

「あー面白い名前だった。なんで君の技か聞いてないかって?そんなちんけな技僕にゃ効くはずないやん」

「な!?この技は上級神の中の上位神をも一撃で消し飛ばす力があるのだぞ!!」

「その名前で?!」


逆にびっくり

あの二つの技、技名クソダサいくせに上級神の上位神も一撃で殺せるんだ

てか上級神にも上級下級とかあるのね


「君さっきから何勘違いしてるか知らんけどさ、僕一応最高神だぜ?」

「なっ!?そ、そんなはずは、、、」


靄が目を光らせる

おそらく僕に鑑定関連のスキルか権能を使っているのだろう

目に浮かび上がる紋様が地味にかっこいい

僕も真似しとこう


「き、貴様、、、お前はダメだ…ロキ様にお伝えしなければ、、、お前は最高神なんてものじゃない」


そう言って靄はバカの体を乗っ取りながらどこかへ逃げて行く


なんか逃げる間際意味深なこと言ってたけどやっぱり僕って原初の神と何か関係あるのかな

流石にここまできて原初の神と関係ないとかないよね

関係なかったら色々と謎が残って気持ち悪いんだけど


「ちょ、あれ追いかけなでいいんですか?!」


すぐにヤンさんが問いかけてくる


「あれ一応神なんでしょ?!追いかけないとやばいことになりますよ!!」

「だいじょーぶだいじょーぶ。僕がこの世界にいる間はあの靄、多分ロキの眷属か何かかな?あれは暴れられないはずだから。それにあいつがどこにいるかはすぐわかるからね。ロキの元へ行った瞬間に僕も転移してちょいと懲らしめてくるよ」

「ふぇー、やっぱり髪ってすごいんですね」

「イントネーション違う。髪じゃなくて神だよ?」

「ははっ、あの人に関してモヒカンになりたかったツーブロックみたいな髪型以外頭に入ってこなくてほとんど覚えてませんから」

「どんな髪型やねんそれ、、、」


そんな感じで、僕はあの靄がロキの元につくまで待つのだった


てかあの様子だと僕が見えない文字化けの内容見えてたよね?

先に履かせればよかったなぁ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


遅れてSorry

でも投稿できたよ、褒めて


戦場のメリークリスマス聴きながらこの回かいた()

あの曲いいよね


ネタ募集(というなのうざいキャラへの嫌がらせ募集)フォームへの案の投稿ありがとうございます

面白いと思ったネタは採用するぞ

ちなみに回ってそうな鯉の人のネタ、採用決定です

あと少しで出てきます

やったね!!


まだまだ募集してるからぜひ投稿してきてね

リンク: https://forms.gle/UQ8DAcitM2MKhtGx5


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