第16話 原初の神

起きたら下にメロンゲームの残骸があった

ついでになぜか神皇に殴られた

全くもって謎の状況である


「え?なんで僕殴られてんの?」

「おまえのせいじゃい!お前が、ぼくのメロンゲームを破壊するから!!」

「いや僕破壊してないんですけど」

「落ちてきたじゃん!なんでかクソ上空から落ちてきたじゃん!!その下にソフトがあったの!!」


あ、、、かわいそす


「なんか、、、ごめん」

「そうだよもう!こうなったら奏多くん、君にはメロンゲームを買ってきてもらうよ!!」

「え、それくらいなら別にいいけど」

「いいんだ、ありがとう」


うん、なんか丸く治った

よきかなよきかな


「あ、そうだ。奏多くん、君はどうやってこの神界にきたんだい?普通だったら僕に許可されないと入らないはずなんだけど。入ろうとしても存在が溶かされる結界が貼ってあるのになんで入れたの?」

「なにそれ怖っ!」


怖っ

もしかしたら僕消されるとかやったんやん

え、じゃあなんで僕こここれたの?


「君は何を使ってここに来たんだい?」

「何を使ってって、、、権能だったら【黙示録】だけど」

「黙示録、、、そうか。だれやっぱり君は、、、」


え?ここにこれた原因に【黙示録】が関係あるのかな

うーん、やっぱり僕が黙示録を使えるのがおかしい系?

それとも僕が気になる自分の正体について関係ある系?

うん、よくわからんし本題に入ろう


「ねえ、神皇さま」

「なんだい?奏多くん」

「僕って、結局何なの?」

「何って、、、どういうこと?」

「僕、なぜか【黙示録】の権能が使えるでしょ」

「そうだね、それは原初の神のみに許された権能、、、のはずだった」


やっぱり『原初の神』が出てくる


「あと、僕の称号になぜか『原初の神』の名前を表しているであろう文字化けがあるんだよ」

「、、、なぜ『原初の神』の名前だと、そう思ったんだい?」

「僕が前、『アカシックレコード』について『眼』でみたときに『原初の神』の名前であろう文字化けを見つけたんだ」

「『眼』でアカシックレコードを見た、、、見れたの?」

「うん、見れたよ。で、その文字化けと僕の称号の文字化けが酷似、、、いや、全くの同じなんだよ」

「なるほど、、、」


もう一度【黙示録】でアカシックレコードについて調べ、僕の称号を見直す

うん、同じだ

文字化けというのは文字コードに対応する文字がなかったり正しく読み取れていない時に一番近い文字を表示しようとして起こる

つまり単語としての同じ文字化けは同じ意味を表している可能性が高い

少なくとも、僕はそう考えている


「やはり、君は原初の神の親族の生まれ変わりか原初の神自身の生まれ変わりかもしれない」

「マジで?」

「うん、そうじゃないと【黙示録】が使える理由とそんな称号がある説明がつかない」

「そう、、、だね」

「まぁ、だからって今はまだ君は特段何も気にしなくていいよ。君には束の間の青春を楽しんでもらいたいからね」

「束の間??」

「あっ、なんでもないなんでもない。なんも気にしないで」


んー、怪しい

束の間の青春、すぐに青春が終わる?

転生させる前に何か僕にしてもらうと言っていたけどそれと関係があるのかな

まあ、神皇様がいま気にしなくていいと言うんだったらもういいや

いつかわかるんだろう


「いろいろありがと。またくるよ」

「次はメロンゲーム持ってきてね」


そういいながら、僕は神界から立ち去るのであった

、、、立ち去るのに結界は発動しないよね?という不安を抱きながら


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どうか、、、Excellentじゃなくてもいいので星の評価をください

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強欲な作者からの切実なおねがいだぞ

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