第7話 神格解放

「お、玄兎くん。やっと修行終わーー」

「ーー遅ぉい!!!!」


僕が修行を終え、スキルの試し打ちを始めて既に1年が経っていた

あまりにも来るのが遅かったため、スキルレベルがMaxの10になってしまった

強化幅がデカすぎるため身体能力など制御できるようになるのが大変だった


その他もろものの恨みを込めて神皇に拳を振り被り

ーーー殴る


「ゑ?!?!?!?!」

神皇がなんかすごい声を上げながら吹っ飛んでいった

、、、何気に本気で生物を殴るのは初めての気がする。いや、始めてだね


「ったく、何をするんだい」

「なんで吹っ飛んでいったのにサラッと一瞬で戻ってきてるんだよ」

「そりゃ僕は神皇だからね、それくらいできないと」

これだから存在がチートな野郎は

「言っとくけど君もその存在がチートな存在に片足突っ込んでるよ?ってか片足どころかズブズブに全身浸かることになるからね?今から」


僕も仲間入りかぁ、これで神皇吹っ飛ばせるかなぁ(思考放棄

「真っ先に考えるのがそれ!?」


「まぁまぁそんなことは置いといて、結局何しにきたの?修行終わったけど次は僕何すればいいの?」

「そんなことって、、、まだ僕と君であったの2回目のはずなのにこのやりとり10回以上した気がするよ。まぁいっか、まだ玄兎くん、神格解放してないでしょ?してもらおうと思って」

「このやりとりまだ3回目だよ?で、神格解放ね。なんかヤバそうな名前してたからまだ使ったことないんだよね、神皇様がいるときに使った方がいい気がして」

「その判断は正解だね。下手な場所で神格解放したらスキルが変異したりして成長出来なくなるかもしれないからね。君はもう神格を得ても十分なほどに体も魂も成長したからお知らせに来たってわけ」

「やばいじゃん、先に言ってよそんな重要なこと」

「てへ(^ ^)」


殴る

殴る殴る

殴る殴る殴る

殴る殴る殴る殴ーー


「ーー痛い痛い痛い!!なんでそんなに無言で殴るの?!君の素のステータス僕とほぼ一緒なんだから僕にもダメージはとおるの!しかも君今全力で強化状態じゃん。え、やば。HPクソ減ってる」

「草」


なるほど今僕は神皇様より強いらしい

やったね!!吹っ飛ばせるね!!


「ヒェッ、この人怖い」

「ウェーイ、神でもない一般人に怯えてやーんの」

「さて、それじゃあ神格解放について教えて行こうか」


切り替えはやっ


「神格解放はね、君のスキル【超越】でも超越できない【種族別存在強度上限】をとっぱらっ存在強度上限を最低でも下級神にあげると同時に存在強度に見合った神としての権能を付与したりするスキルだね」

「ねぇなんで僕のスキルに【超越】があること知ってるの?」

「君の場合は少なくとも上級神にはなれるんじゃない?知らんけど」

「無視しないでよねぇなんで?」

「さぁさぁ、早くスキルを使ってみてくれ。どれくらいの力を得るのか知りたいから」

「うん、もういいや。じゃあ使うね」


なんで神皇が僕のスキルを知ってるのかは置いといて、早速【神格解放】を使ってみよう


ーーー《神格解放》

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