車も欲望も一直線！エロ漫画好きのぶっ飛び感が効いた痛快スピード青春譚

この作品、女子高生が車をぶっ飛ばすだけでもかなりインパクトがあるんですが、さらに「エロ漫画好きな女子」という設定が重なっていて、ここが他の作品との差別化ポイントだと思いました。

正直、最初は「なんでわざわざエロ漫画好きにしたんだろう？」と戸惑いました。でも読み進めると、その趣味がキャラの“反骨精神”や“自由さ”を象徴してるのかなと感じました。普通の女子高生像から外れた趣味を持たせることで、ただの“車好き女子”じゃなく「自分の好きなものに正直で、はみ出すことを恐れないキャラ」に見えてきます。

エロ漫画好きって設定自体はちょっとギャグ寄りでもあるけど、同時に「欲望に素直で、自分の興味を恥じない」という強さに繋がってるのが面白いところです。ホットロッドに乗って突っ走る姿と、エロ漫画を堂々と好きだと言える姿は、実は同じ精神性なんじゃないか、と。

だからこの要素は単なる色物ではなく、キャラの軸を補強する設定になっていて、B級っぽいノリの中に妙なリアリティを感じさせてくれました。